Nokiaは3月1日(エスポー)、基地局を冷却するための革新的な液体冷却ポートフォリオとして、Liquid Cooling AirScaleの商業展開を発表した。

　NokiaのLiquid Cooling AirScaleソリューションは、基地局を冷却するために必要なエネルギーを削減することにより、無線ネットワークをより持続可能かつコスト効率の高いように設計されている。
　Nokiaは「この冷却システムのエネルギー消費量は、従来のアクティブ空冷システムと比較して最大90%、ベースステーションのCO2排出量を最大80%削減できる。この動きは、業界で最もエネルギー効率の高いゼロエミッション5G製品ポートフォリオを持つというNokiaの取り組みの一環だ」としている。
　商用製品は2022年第3四半期から販売される予定だ。Nokiaはまた、AT&Tが米国フィラデルフィアでのライブネットワークトライアルで同ソリューションを試験的に試みることも発表している。