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100ZR QSFP28が、次世代ファイバ アクセスネットワークの中心的な役割を果たすと予測【Cignal AI】

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 Cignal AIは2月23日(ボストン)、同社の市場レポート『Coherent at the Network Edge』のサマリーを発表した。

 同レポートは、光アクセスネットワークの高速化に伴い、事業者は2024年に100ZRコヒーレント プラガブルの需要を顕在化させると予測している。このプラガブルは、10Gbpsを超える高速性を提供することで、アクセス ハードウェアメーカーにとって重要なギャップを埋めるという。Cignal AIは「この新技術の包括的な見通しを得るために、部品メーカー、ハードウェアメーカー、ネットワーク事業者と協議し、100ZR市場の要件と潜在的な需要を特定した。

 Cignal AIの光コンポーネント担当リードアナリストである Scott Wilkinson氏は「この技術の要件と実現可能性について、コンポーネントメーカーだけでなく、ハードウェア設計者やエンドユーザと議論することが重要だった」としており、「QSFP28ベースの専用100ZRモジュールが、次世代ファイバ アクセスネットワークの中心的な役割を果たすことが分った」とコメントを出している。

その他のサマリー

  • 100ZRのQSFP28バージョンは、アクセス市場の大半を獲得する。400ZR技術に基づくQSFP-DDバージョンの場合は、ネットワーク エッジにおける重要なサイズと電力ニーズに対応できないからだ。
  • アクセスネットワークのアップグレードにより、エンタープライズとモバイルのトラフィックが同じネットワーク上で共存する場合、100ZRの需要が高まる。
  • 100ZRが最適なソリューションである場合、価格は主要な要因ではないが、10Gから置き換えるためには、現在の400ZRの価格よりも大幅に安くする必要がある。
  • 市場の需要と100ZRコンポーネントの一般的な入手可能性は、2024年に一致する。
  • アクセス ハードウェア メーカーとのこうした話し合いの結果、Cignal AIの100ZRモジュール出荷量の予測は、2025年に倍増した。

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