Adtranは10月26日、衛星時刻位置情報(STL)テクノロジーを搭載した新しい同期ソリューションを発表した。これにより、妨害攻撃やなりすまし攻撃に対するGPSおよびその他のGNSSシステムの増大する脆弱性に対処するという。

　OSA 5405-S PTPグランドマスタ クロックは 、GNSSベースのタイミングに加えてSTL 信号を受信できるようになった。このコンパクトで汎用性の高いデバイスは、屋内外の様々な導入環境に対応し、5Gやデータセンタからスマートグリッドや防衛に至るまでの業界にサービスを提供する。
　また、Adtran OscilloquartzスイートからはOSA 5400 STLモジュールも利用でき、コンパクトな STL/GNSS 受信機の利点をサードパーティのスイッチやサーバにもたらす。
　Adtranは「STLは、LEO(低地球軌道) 衛星を独自の時刻源として利用し、GNSS の効果的な代替手段を提供するだけでなく、より信頼性とセキュリティを強化する。このデュアルソース アプローチはゼロトラスト原則に沿っており、GNSS が中断された場合でも復元力を確保する」と説明している。