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マクニカネットワークス、仮想化環境のトラフィックを可視化するvTAP(仮想TAP)ソリューション「GigaVUE-VM on VMware NSX」を提供開始

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仮想化環境のトラフィックに潜むセキュリティ課題と品質保証・トラブルシュートの課題を迅速・容易に解決

 ネットワーク機器やセキュリティ対策ソリューションを提供するマクニカネットワークスは10月25日、米国Gigamon社製のVMware NSX環境でのトラフィックを可視化するvTAP(仮想TAP)ソリューション「GigaVUE-VM on VMware NSX」の提供を開始した。
 サーバ仮想化における代表的な運用上の課題は、物理サーバ内部の仮想マシンから仮想マシンへのサイバー攻撃対策というセキュリティの課題、物理サーバ内部でのパケットロスや遅延の検知という品質保証とトラブルシュートの課題の2つだ。これらの課題解決に有効な手段として仮想マシン間の「トラフィックの可視化」があげられる。
 マクニカネットワークスでは、トラフィックの可視化を実現するソリューションとして、仮想化環境の仮想マシン間のトラフィックをミラーリングするvTAP(仮想TAP)ソリューション「GigaVUE-VM」を提供してきた。
 一方で、サーバ仮想化より大規模なデータセンタ全体の仮想化を目指し、NSX環境への移行を検討するユーザも増えてきている。しかしながら、データセンタ全体の仮想化においても、サーバ仮想化と同様にセキュリティの課題や品質保証とトラブルシュートの課題が運用上の課題になっている。
 この度、マクニカネットワークスが提供開始する「GigaVUE-VM on VMware NSX」は、VMware NSX環境上での動作、NSX Managerと連携した動作に対応する。従来の「GigaVUE-VM」は仮想化されたサーバ内部のトラフィックをミラーリングし、従来の物理環境の監視デバイスによる監視を可能にした。この度のNSX対応により、NSX Managerと連携した、より大規模な仮想化環境のトラフィックの可視化が可能になる。これにより、データセンタ全体の仮想化を検討するユーザが、直面する運用上の課題の迅速かつ容易な解決を実現することができる。
 「GigaVUE-VM」は、この度VMware NSXをサポートしたが、昨年にはOpenStack/KVMへの対応が完了しており、今後はAWSを始めとしたパブリッククラウドへの対応も予定されている。