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100G-EPON向けOLTおよびONUのBER測定に対応【アンリツ】

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 アンリツは、シグナル クオリティ アナライザ MP1800Aシリーズの機能を強化。最新規格100G-EPON用OLT、ONUに対応した100G-EPONアプリケーション ソフトウェア MX180014Aを開発。1月4日から販売を開始した。
 MX180014AはMP1800Aを制御することにより、100G-EPONで使用されるOLT、ONUのBER測定が行える。

開発の背景

 4K/8K動画サービスなどの発展により、ブロードバンドサービスが急速に普及し、PON(Passive Optical Network)を使用した光アクセスシステムの利用が拡大している。光アクセスネットワークでは、近年のデータトラフィック増加へ対応するため、伝送速度10GbpsのPONシステムの導入が進められているが、その一方で、次世代100G-EPON規格の標準化 (IEEE802.3ca)がスタートし、1信号あたりのビットレートは25Gbpsへ高速化することが審議されている。それにより、PONを構成するOLTとONUの開発・製造では、25Gbpsの広帯域性能や、1ビットの単位時間が小さくなることによる、時間方向のより確かなタイミングやマージン測定が求められる。

MX180014AによるPONテスト概要

MP1800Aは、プラグインモジュール形式のBERT(Bit Error Rate Tester)で、マルチチャネル32 Gbpsまでの幅広いインターフェースの測定に対応する。信号源のマルチチャネル同期およびスキュー調整機能は、精度の高いタイミング設定が要求されるOLTの測定に最適だ。さらに、高品質出力波形と高入力感度性能により、再現性の高いBER測定を実現する。
MX180014Aは、MP1800Aを制御し、2 chテスト信号のバーストパターン発生、スキュー設定を行うことができるソフトウェア。テスト信号のパターン長とタイミングをビジュアル的に設定できるため、OLTの評価に要求される入力感度とタイミングの検証を容易に行うことができる。

主な特長

  • 100G-EPON用OLT/ONUのBER測定をサポート
  • マルチチャネル同期およびスキュー調整機能
  • 高品質出力波形と高入力感度(10 mV(代表値))による再現性の高いBER測定
  • 2chテスト信号のパターン長、タイミング設定が容易なユーザーインターフェース
イメージ図

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