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Qualcomm Technologies社がアンリツの新5Gテストプラットフォームを採用

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 アンリツは2月24日、Qualcomm Incorporatedの子会社であるQualcomm Technologies社(米国)が5Gデバイス開発用測定器として、アンリツの新5Gテストプラットフォームの採用を決定したと発表した。

 アンリツはモバイル通信試験の分野で、従来からQualcomm Technologies社のパートナーとなり、ベースバンドチップなどのデバイス開発をサポートしている。最先端のデバイスをいち早く市場に投入してきたQualcomm Technologies社は、LTE-Advanced Proの次世代の通信システムである5Gにおいても引き続きアンリツのテストプラットフォームを使用し、次世代の5G NR技術の商品化を進めていくことになった。
 アンリツは、5Gサービスの早期導入をサポートする計測ソリューションを提供することにより、4G LTEから5Gシステムへの移行において重要な役割を果たす。
 新5Gテストプラットフォームは、5G超高速・大容量通信で要求される広帯域信号処理、ビームフォーミング技術等を実現する最新のアーキテクチャで新規設計されたテストプラットフォームであり、1台でミリ波、サブ6GHzのRF試験、プロトコル試験に対応する。
 3GPPでは、4Gと5Gネットワークが共存するノンスタンドアロン仕様策定が先行しており、最先端かつ安定した4G試験環境が必須となる。
 アンリツは「約10年に渡りQualcomm Technologies社に4Gテストソリューションを供給しており、こうした資産も活用することで、5G NRの初期開発環境のスムーズな立ち上げを支援する。アンリツは、今後も5Gサービスの早期普及に寄与する計測ソリューションを提供し、4Gから5Gシステムへの移行に貢献する」としている。
 今回の連携にあたり、Qualcomm Technologies エンジニアリング部門 副社長のJon Detra氏は「2019年に5G NRネットワークおよびモバイルデバイスの商業化を実現するにあたり、アンリツと継続して取り組めることは喜ばしいことだ」とコメントを出している。
 また、アンリツ 5G担当ゼネラルマネージャーの徳家努氏は「アンリツは業界大手の1社であるQualcomm Technologies 社と3G、4Gに引き続き最先端の5Gデバイス開発、検証で協業できることを光栄に思う」とコメントを出している。