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Sporton社がアンリツのME7873NRを採用

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5G NRのGCF/PTCRB適合試験で協業

ME7873NR

 アンリツは1月9日、Sporton社が5G NR RFテストシステムとして、アンリツのNew Radio RF Conformance Test System ME7873NRの採用を決定し、5G NRのGCFおよびPTCRBの適合試験において、アンリツと協業することに合意したと発表した。
 Sporton社は、GCFやPTCRBなどのモバイル端末認証機関が認定する台湾のテストハウスだ。テストハウスでは唯一、4年連続でPTCRBエクセレント賞を受賞している。
 Sporton社は、これまでアンリツが提供する3G(W-CDMA)/ 4G(LTE)のテストソリューションを活用し、発展、進化を続けるモバイル市場において必要不可欠な認証試験を提供してきた。
 さらに5G NRにおいても、アンリツのME7873NRを採用し、GCFおよびPTCRBの適合試験の認証取得に向けてアンリツと協業することとなった。アンリツは「5G NR RF試験において、GCFおよびPTCRBの認証取得に向けた活動を一層加速させていく」としている。
 ME7873NRは、現在開発を進めている5G NR端末試験用RFテストプラットフォームであり、RFコンフォーマンス試験や事業者受入試験をサポートする。GCFおよびPTCRBにおいて、5G NRのテストプラットフォームTP250として登録されており、3GPPで規定された5GのRF試験での端末認証、さらにはPTCRBの認証にも使用される予定だ。
 アンリツは「今後もGlobalな試験認定機関との協業により、安定した高品質の5G NRコンフォーマンス試験システムを市場に展開し、5G NR通信の早期商用サービス開始、発展に寄与していく」とコメントを出している。

製品概要

 New Radio RF Conformance Test System ME7873NRは、3GPP TS38.521で規定される5G NRのRF試験に対応する自動試験システム。5G NRにおけるスタンドアローンモード(SA)/ノンスタンドアローンモード(NSA)双方への対応を計画している。また、5G用OTA(CATR)チャンバと組み合わせることで、Sub-6GHz帯だけでなく、ミリ波を含む5Gで使用される周波数帯域をカバーする。
 測定要件に応じてフレキシブルにシステムを構成できる。またLTE、LTE-Advanced(LTE-A)、LTE-A Pro、および従来のW-CDMAのRF試験および事業者受入試験に対応したME7873LAから5G対応システムへのアップグレードが可能であり、ユーザの必要要件に応じたRF試験システムを構築できる。