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楽天モバイル、最初の5Gクラウドネイティブ・モバイルネットワーク用の光伝送にノキアを選定

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 ノキアは3月10日、世界初の完全に再構成可能かつフォトニックメッシュ型のモバイルバックホールネットワークを稼働させるために、Nokia 1830 Photonic Service Switchをデプロイすると発表した。楽天モバイルは、世界初のクラウドネイティブ5Gモバイルネットワークを構築する。ノキアの最先端のコヒーレントおよび光コンポーネント技術を使うことで、楽天モバイルは4Gおよび5Gサービスの迅速な展開に向けて、ネットワーク帯域幅を簡単かつ柔軟に拡大することができる。

 新しいモバイルネットワークは、全国47都道府県をカバーする全国的な光ファイバのインフラ上に構築され、バックホールおよびDCIアプリケーションをサポートする。ノキアの波長ルーティング技術は、長距離とメトロの両方の光ネットワークで使用され、ノキアのモバイルバックホールネットワークとしては初めてのフォトニックなメッシュを構築する。これにより楽天モバイルは、急増する携帯のデータトラフィックと、新世代の革新的な顧客サービスの両方のサポートが可能になる。

 ノキアのプラットフォームは、モバイルバックホールやエッジコンピューティングネットワークのスペースと電力の制約を考慮して設計されており、楽天モバイルが計画しているエッジデータセンタへの伝送に適しています。楽天のバックボーンネットワークは、業界をリードするノキアのPhotonic Service Engine 3 (PSE-3)スーパーコヒーレントチップセットとCバンドやLバンドの超広帯域波長ルーティングを使い、最大容量とビット当たりの最小コストのために最適化される。

 ノキアと楽天モバイルは以前、5G時代に向けたネットワークオペレーション環境の完全自動化の実現に向けて協働していると発表している。ノキアは総所有コスト(TCO)を最適に管理するため、楽天モバイルの仮想化されたコアネットワークの運用を担当する。

 楽天モバイル 取締役兼最高技術責任者(CTO)のタレック・アミン氏は「楽天モバイルは世界初となるエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを構築し、エンドユーザに対して、前例のないネットワークの機敏性と業界を変革させる経済性を提供している。ノキアのPhotonic Service Engine3コヒーレントチップセットと統合ROADMテクノロジーにより、楽天モバイルは前例のないレベルの統合とパフォーマンスを実現し、4Gおよび5Gのモバイルネットワークを構築することができる」とコメントを出している。

 ノキア 光ネットワーク部門 シニア・バイスプレジデントのサム・ブッチ氏は「5Gの導入には、動的な方法で帯域幅の大幅な増加をサポートできるネットワークが必要だ。ノキアは楽天と提携して、完全に再構成可能なフォトニックメッシュネットワークを構築し、最小の総所有コストで5Gネットワークの課題に対応できることを誇りに思い、楽しみにしている」とコメントを出している。

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