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TELECがアンリツの5G NR RFテストシステムを正式採用

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New Radio RFコンフォーマンステストシステム ME7873NR

 アンリツは4月16日、同社の5Gに対応したNew Radio RFコンフォーマンステストシステム ME7873NRが、テレコムエンジニアリングセンター(TELEC)の5G電波法、技術基準適合認定用試験設備として正式採用されたと発表した。

 端末機器を日本国内で販売する際には、通信設備の安全性、信頼性を確保するために、その端末が電気通信事業法令の技術基準に適合していることの認定を取得することが義務付けられている。
 TELECは、長きにわたって業界をリードしてきた無線設備等の認証・試験機関であり、国内のみならず海外主要各国の「技術基準適合認定」や、「社会貢献事業」などのさまざまなサービスを提供している。
 アンリツは、これまで、TELECの国内向け「技術基準適合認定」の事業に貢献してきたが、2020年から国内商用サービスが開始された5G向け無線デバイスの試験設備として、ME7873NRを提供した。
 ME7873NRは、5G NR端末用RFテストプラットフォームであり、RF/RRMのコンフォーマンス試験や事業者受入試験、また、開発の効率化を実現するための多数の機能を備えており、RF開発のR&D用途としても使用可能だ。
 アンリツは「今後も電気通信事業法に基づく技術基準適合認定試験システムの提供を通じて、安全で信頼性の高い5G NRサービスの実現に貢献する」としている。

New Radio RFコンフォーマンステストシステム ME7873NR

 ME7873NRは、3GPP TS 38.521/TS 38.533で規定される5G NRのRF/RRM試験に対応する自動試験システム。
 5G NRにおけるスタンドアローンモード(SA)/ノンスタンドアローンモード(NSA)双方への対応を計画しており、また、5G用OTA(CATR)チャンバーと組み合わせることで、Sub-6GHz帯だけでなくミリ波を含む5Gで使用される周波数帯域をカバーする。
 アンリツは「LTE、LTE-A、LTE-A Pro、および従来のW-CDMAのRF試験および事業者受入試験に対応したME7873LAから5G対応システムへのアップグレードが可能であり、測定要件に応じたフレキシブルなシステム構成が提案できる」としている。

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