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自社開発の光ネットワーク端末を2機種同時に発売【シンクレイヤ】

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10Gbpsにも対応し、大容量・低遅延サービス構築を実現する

 シンクレイヤは11月12日、国内で急速に普及が進むFTTHに対応した自社開発の光ネットワーク端末『SGP100B』と『SGP300B』の二機種を、2021年11月中旬より順次発売すると発表した。
 これらは2020年に発売を開始した『SGP200W』に続く、自社開発ONTの最新モデル。シンクレイヤは「光ネットワーク機器は、信頼性の観点から国内メーカー開発製品を求める声も多いため、当社は自社開発製品を市場投入しシェア拡大をめざす」としている。

製品外観

 『SGP100B』は現在広く普及しているGPON規格に適応するモデルで、アップストリーム1Gbps、ダウンストリーム2.5Gbpsで通信することができる。
 『SGP300B』は利用拡大が進む動画配信サービスや動画SNS、オンラインゲームなどの大容量・低遅延が求められるネットワークに最適なXGSPON規格に適応し、アップストリーム/ダウンストリームともそれぞれ10Gbpsの超高速通信に対応したモデル。

 両製品ともブリッジタイプとなり、ルータや無線の機能は有しない。これもケーブルテレビなどの通信事業者の要望に応えたもので、事業者がサービスプランに応じてWi-Fiルータをセットにして提供したり、エンドユーザが家庭環境に合わせて自由にWi-Fiルータを選択したりできるメリットがある。
 シンクレイヤは「今後も光ネットワーク機器の自社開発を推し進め、放送と通信が融合する時代において将来的なIP放送開始も見据えた製品群の充実を図り、ネットワーク市場でのシェア拡大を目指していく」との方針を示している。

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