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エクシオグループと日本IBMが、ゼロトラスト・セキュリティの実現に向け、パートナーシップを強化

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IBM QRadarを活用したマネージド・セキュリティサービスの提供を開始

 エクシオグループとIBMは3月9日、DXを押し進める企業のゼロトラスト・セキュリティを実現するため、パートナーシップを強化したことを発表した。これにより、エクシオグループは3月からIBM Security QRadar SIEM(以下、QRadar)を活用したマネージド・セキュリティサービス「EXEO-SOC(Security Operation Center)サービス」の提供を開始する。

 昨今、ハイブリッドクラウドが普及し、多様なデバイスに対するユーザ管理が複雑化すると同時に、サイバーセキュリティ攻撃も巧妙化、高度化している。新たなセキュリティ・インシデントが増加傾向にある中で、ゼロトラスト・セキュリティへの関心が高まり、対策が急務となっている。
エクシオグループは、「Engineering for Fusion 社会を繋ぐエンジニアリングをすべての未来へ」をスローガンに、顧客への高品質なシステムソリューションの展開に取り組んでいる。自社内でDX・働き方改革を進めるほか、ゼロトラスト・セキュリティの実現に向け、QRadarを活用した自社セキュリティー運用(見守るセキュリティー)の確立を進めてきたという。

 こうした中、急増するセキュリティ・インシデントの防御をめざす顧客や、DX推進をめざす顧客への支援を加速するため、両社は互いの知見やノウハウを活かしたパートナーシップを強化した。
 エクシオグループは、3月からQRadarを活用したマネージド・セキュリティサービス「EXEO-SOCサービス」の外部提供を開始する。同サービスは、システムの脆弱性を突いた不正アクセスや、社内ネットワークの管理IDのパスワード盗用、またウイルスに感染させたPCを不正操作した外部へのデータ転送などの脅威を事前に予測し、迅速なインシデント対応が可能だ。なお、サービスの基盤となるQRadarは、セキュリティ製品、ネットワーク機器、各サーバから収集したイベント・ログを統合管理、潜在しているリスクや発生しているインシデントの横断的な相関分析を行い、正確な脅威の把握と迅速な対策を実現するため、ゼロトラスト・セキュリティ戦略を牽引する製品として、幅広い業界で採用されている。
 エクシオグループは「今回、元来の強みである設計構築に加え、保守運用、コンサルティングなど上流の工程を加えた事業展開を進めることで、お客様のセキュリティ運用を含む、フルスタックのシステムソリューション プロバイダをめざす」としている。