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アンリツが、O-RAN Radio Unit試験ソリューションを販売開始

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 アンリツは2月24日、O-RAN Radio Unitを効率的に評価できる試験ソリューションとして「ORANテストプラットフォーム MX772000PC」と「O-DUエミュレータプラットフォームソフトウェア MX773000PC」の販売を開始したことを発表した。

 ORANテストプラットフォームMX772000PCは、O-RUの試験を自動化するためのソフトウェア。
 O-DUエミュレータプラットフォームソフトウェアMX773000PC は、O-DUの動作を模擬し、O-RANフロントホール仕様に準拠して、O-RUと接続しO-RAN.WG4.CONFに規定されている試験を行うためのソフトウェア。

開発の背景
 従来、RANは単一ベンダの製品により構築されてきた。しかし、現在は、拡張性の高い柔軟なRANを低コストで構築、運用することを目的とし、複数ベンダから供給されるネットワーク機器を組み合わせてRANを構築できるよう、装置間のインタフェースをオープン化するOpen RANの導入が進んでいる。
 Open RANの普及にあたり、複数ベンダから供給される装置の相互接続性の検証が課題になっている。そこでアンリツはこの問題を解決するために、O-RANフロントホールを効率的に検証するソフトウェアを開発したという。
アンリツは「本ソリューションの提供を通してOpen RANの普及と拡張性の高い柔軟な無線アクセスネットワークの構築に貢献する」としている。

製品概要と特長

新ソリューションの利用イメージ

MX772000PC
O-RUの試験を自動化するソフトウェア

  • Base Station Test Suite for NR sub-6GHz MX800046Aを搭載したRadio Communication Test Station MT8000AとMX773000PCを組み合わせることにより、O-RUの試験を自動化する。
  • GUIから項目を選択するだけで試験シーケンスを作成可能。ノーコードで効率的に試験シーケンスを作成可能だ。

MX773000PC
O-DUを模擬しO-RUの試験を行うためのソフトウェア

  • 複数ベンダの装置を相互接続することによる時刻同期ずれや、多段スイッチ接続、伝送装置などによるクロック品質低下を想定し、O-RAN.WG4.CONFで規定されるS-Planeのタイミングエラー付加試験に対応する。
  • O-RUと接続に必要なM-Planeメッセージを簡単な操作で作成、編集ができる機能を備え、M-Planeメッセージシーケンス作成時の作業ミスを低減する。
  • 1つのアプリケーションでCUSM-Planeの設定が可能だ。

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