光通信、映像伝送ビジネスの実務者向け専門情報サイト

光通信ビジネスの実務者向け専門誌 - オプトコム

有料会員様向けコンテンツ

ベクターが、車載Ethernet 10BASE-T1S用に2つのポートを備えたコンパクトで高機能なインターフェイスをリリース

DX/IoT/AI 無料

 Vector Informatik(以下、ベクター)は4月1日(ドイツ シュツットガルト)、Open AllianceのTC10イベントをサポートし、低レベルエラーのレポート機能もあるコンパクトな車載Ethernet 10BASE-T1Sインターフェイス「VN5614」をリリースしたことを発表した。(本抄訳は、4月17日にPR TIMESより提供)

 ベクターは「10BASE-T1Sバスの包括的な解析、シミュレーション、テスト、モニタリングに最適だ」としている。

USB-C対応の車載Ethernet 10BASE-T1S用インターフェイス「VN5614」

 VN5614は、2つの独立した車載Ethernet 10BASE-T1Sバスライン用のコンパクトで高機能なインターフェイだ。その柔軟なアクセスにより、複雑な残りのバスシミュレーションからパッシブ計測まで幅広く利用できる。
 VN5614は、複数のEthernetシミュレーションノードをバスラインに接続できる。フォールトインジェクション用途として高負荷または無効なEthernetパケットを送信することもできる。また、バス構成を変更せずにEthernet通信の透過的なモニタリングを可能にする、パッシブな接続も可能だ。
 バスの詳細な情報を得るために、低レベルエラー、サイクル情報、PHYレベル衝突回避(PLCA)BEACONイベント、統計データをレポートする。これらの情報は、CANoeやCANalyzerなどのアプリケーション上に表示され、車載ネットワークやメガワット充電システム(MCS)の解析に役立つ。
 自動車の電源管理に関する規格であるOpen Alliance TC10は、10BASE-T1Sにも採用されつつある。VN5614はOpen Alliance TC10をサポートしており、テストやモニタリングに使用することができる。堅牢でコンパクト、かつ、USB-C対応のVN5614は、オフィスやラボ環境、テストベンチや車両内など、様々な環境で利用できる。
 VN5614は、ベクターの既存の車載および標準Ethernetの小型ツールインターフェイスを補完し、VN5650およびVN5240インターフェイスと共にベクターの10BASE-T1Sポートフォリオを強化する。
 ベクターは「車載Ethernet 10BASE-T1S、Open Alliance TC10、PLCA BEACON、複数の仮想ノードシミュレーションをサポートするVN5614は、現場やラボ環境での解析、シミュレーション、モニタリングのタスクに最適なインターフェイスだ」としている。

関連記事