A10ネットワークスが、第6世代ハードウェアプラットフォームを採用したThunderシリーズの新ハイミドルレンジモデルを提供開始
テレコム 無料A10ネットワークス(以下、A10)は12月4日、SMB市場からISP/通信キャリア市場まで幅広く利用できる新ハイミドルレンジモデル群「A10 Thunder 7460S」、「A10 Thunder 7460S-MAX」、「A10 Thunder 7465」を日本市場で提供開始した。同時に、顧客のビジネスに適したサポートモデルを新たに提供した。

製品外観。
■提供背景
企業でもAIの活用が進んでおり、特に生成AIの活用についてはビジネスの現場でも急速に普及している。トラフィック増加への対応や、適材適所でのセキュリティ対応など、クラウドとオンプレミスを併用するハイブリッドネットワークも広がりを見せている。そのような状況下、AI活用を前提とした今日の企業ネットワークインフラ、通信キャリア/ ISPでのネットワークインフラに必要な機能を備え、コストパフォーマンスに優れたネットワーク機器が求められている。
A10はこうした市場背景に対応するため、第6世代ハードウェアプラットフォームによるThunderシリーズの新ハイミドルレンジモデルを新たに開発し、提供を開始した。
■第6世代ハードウェアプラットフォームとAI-Ready OS
新ハイミドルレンジモデル群は第6世代ハードウェアプラットフォームを採用している。この新プラットフォーム上でAI-ReadyなA10独自OS、Advanced Core Operating System (ACOS) の最新版「ACOS ver. 7」が動作する。今回、「A10 Thunder 7460S」、「A10 Thunder 7460S-MAX」、「A10 Thunder 7465」の3機種を新規に開発した。
新機種諸元
旧世代機種と比べ、CPUコア数やメモリサイズを増強し、高いコストパフォーマンスを実現している。今回のいずれの機種もモジュラーライセンス (+) によるライセンス提供となる。
(+) ハードウェアを交換することなく、ソフトウェアライセンスのアップグレードだけでサポートできる帯域などのパフォーマンスを増やすことができる柔軟なライセンス体系。初期投資を抑えて需要の増加に合わせた段階的な拡張が可能。

(*) 実際に使用するコア数は、モジュラーライセンスにより変更可能
(**) 実際に使用するメモリサイズは、モジュラーライセンスにより変更可能
(***) A10 Thunder 7465で使用する100/40 GEポート数は、モジュラーライセンスにより変更可能
また、A10 Thunder 7460S および A10 Thunder 7460S -MAXは、TLS/SSL暗号処理を高速化するハードウェアアクセラレーションを搭載し、A10 Thunder 7465は、セキュリティ機能を高速化するSPE (セキュリティポリシーエンジン) ハードウェアを搭載している。
■新サポートモデル

A10 Thunderシリーズが提供する従来のサポートモデルADC、CGN、Defend (TPS) に加え、今回の新ハイミドルモデルとともに新しいサポートモデル「CFW-ADC」および「CFW-CGN」を提供する。A10は「これらは、今日のお客様のビジネスに適したサポートモデルとしてご利用・ご購入していただきやすいように、従来のCFWを再構築したサポートモデルだ」としている。

今回の新機種のサポートモデル。
■今後の第6世代プラットフォームの提供について
A10は第6世代ハードウェアプラットフォームを採用したモデルを順次リリースしている。2024年6月にハイエンドモデル、2024年8月にエントリーモデルをそれぞれ発表した。そして今回のハイミドルレンジモデルに続き、ミドルレンジの提供も2026年に予定している。



