光通信、映像伝送ビジネスの実務者向け専門情報サイト

光通信ビジネスの実務者向け専門誌 - オプトコム

有料会員様向けコンテンツ

アジア各国の電気通信技術者・事業従事者に光アクセス施工の技術者育成に関する講義を実施

テレコム 無料

 協和エクシオは、同社も会員となっている、アジアを中心とする発展途上国の電気通信関係者の人材育成などを実施する特定非営利活動法人、BHNテレコム支援協議会が実施する「第18回BHN人材育成プログラム」の後期研修の一環として、6月22日、埼玉県和光市の当社中央技術研修センタにおいて、協和エクシオの社員が講師となりアジア9カ国の研修生9名(男性7名、女性2名)に光アクセス施工の技術者育成に関する講義を実施した。
 「BHN人材育成プログラム」は、BHNテレコム支援協議会がアジアを中心とする発展途上国や新興国の将来の情報通信技術(ICT)事業を担う若手や中堅の人材を対象に、同プログラムを通じICTに関する基本から最先端までの知識とリーダーに必要なICT以外の幅広い関連知識を取得してもらい、それぞれの国の発展に寄与するバランスの取れた人材を育成するために、日本の進んだ技術と経験を活かした研修の機会を提供することを目的に1998年から実施しているもので、受講者はこれまでに合計13カ国、140名以上に達している。
 18回目を迎えた本プログラムには、9カ国(バングラデシュ、カンボジア、インドネシア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、スリランカ、ウズベキスタン、ベトナム)から9名が参加。研修は前期、後期に分けて実施され、今回の同社中央技術研修センタでの研修は、約3週間にわたり実施している後期研修の一環として行われた。
 会場となった中央技術研修センタは、同社の光アクセス施工をはじめとする情報通信ネットワーク構築に関する技術者育成の中核拠点で、新入社員をはじめ現場で活躍する中堅社員やグループ会社社員等に対し、基礎知識に関する講義から施設内での技術訓練、さらには屋外に設置した設備を使用した実践訓練まで、アクセス工事に関するあらゆる施工技術を総体的に習得できるプログラムを実施している。また近年は、工業高校や大学の体験実習に加え、海外からの視察要請も積極的に受け入れおており、「BHN人材育成プログラム」の研修も、今回で9回目になる。
 当日は、同社の光アクセス施工の技術者育成に関する講義を実施した後、宅内研修室やバケット車を使用して実施する架空施工作業の実習設備などのセンタ内の各施設を見学したという。
 協和エクシオは「光アクセス工事をはじめとする情報通信ネットワークの構築分野において、今後もさらなる技術力の強化・向上ならびに人材育成を図るとともに、国内、さらにはアジアの情報通信産業の発展に積極的に寄与していきたいと考えている」とコメントを出している。

講義の様子

講義の様子

施設見学の様子

施設見学の様子