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シグナリングテスタ MD8475Bの販売を開始

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業界初 1台の基地局シミュレータで4CC CAと2×2 MIMOに対応

シグナリングテスタ MD8475B

シグナリングテスタ MD8475B

 アンリツは6月29日、業界で初めて、4CC CAと2×2 MIMOに対応したLTE-Advanced端末の機能評価を、1台で可能とするシグナリングテスタMD8475Bを開発し、販売を開始した。
 今回開発したMD8475Bは、LTE-Advancedから2G/3Gの通信方式まで対応した基地局シミュレータ(疑似基地局)。
 特にLTE-Advancedでは、業界で初めて1台の基地局シミュレータで、4CC CAと2×2 MIMOを搭載した端末開発で必要とされる機能評価やIPレイヤのスループット試験を可能としている。
 また併せて提供するSmartStudioを組み合わせて使用することにより、テストシナリオを制作することなく、GUIによる簡易な操作で測定項目の設定と実行が可能だ。複雑化する携帯端末開発の通信試験を短時間で効率的に行える。
 MD8475Bを使用することにより、複数の基地局シミュレータで行われていた機能評価が1台で行え、設備コストの削減と省スペース化に繋がる。
 対象市場はチップセットメーカー、モジュールメーカー、携帯端末メーカー、通信事業者。用途はチップセット/モジュールや携帯端末の開発、通信事業者の端末機能受入試験。

開発の背景

 LTE-Advancedは、複数のコンポーネントキャリアを束ねるキャリアアグリゲーション(CA)と複数のアンテナを使用するMIMOが高速化のキーテクノロジーとなっており、基地局シミュレータでは、CAとMIMOへの対応が必須となっている。
 アンリツは従来からLTE-Advancedの機能評価用基地局シミュレータとして、シグナリングテスタMD8475Aを提供し、2CAや3CA、2×2 MIMOに対応している。
 同社はこの開発で蓄積してきたLTE-Advancedの基地局シミュレーション技術をさらに進化させ、今回業界で初めて、1台で4CC CAと2×2 MIMOの評価を可能とするシグナリングテスタMD8475Bを開発した。

製品概要

 MD8475Bは、LTE-Advancedから2Gまでのさまざまな通信方式を1台でサポートできる基地局シミュレータ。
 最大8TX/4RXに対応するRFポート数と、SmartStudio(State-machine GUI)の豊富なパラメータ設定による多様な試験と簡易な操作性により、キャリアアグリゲーション対応端末の品質向上に貢献する。また、GUI外部制御ツールSmartStudio Managerを使用することにより、試験の自動化が行え、動作検証の無人化、効率化に寄与する。

主な特長

1台のMD8475Bで4CC CAと2×2 MIMOの評価が可能

 MD8475Bは業界で初めて、1台の基地局シミュレータで4CC CAと2×2 MIMOの評価を実現している。複数の測定器を必要としないことから、設備コストの削減と省スペース化により、開発効率の向上に貢献する。

IP スループットの試験効率の向上

 4CC CAの場合、IP スループットを評価するための試験環境として十分な帯域を持つサーバ環境の構築が不可欠となる。MD8475BはIPジェネレーター機能を内蔵している。これにより、外部に評価サーバ環境を構築する必要がなく、簡易な環境で試験が行える。

6 GHzまでの周波数に対応、拡張性のあるプラットフォーム

 MD8475Bは機能拡張を考慮したプラットフォームとなっている。現在、LTE規格で策定が進められているLAAや無線LAN (WLAN)などで使用される5GHz帯のUnlicensed Bandで使用される端末の評価も行えるようにデザインされている。

従来の機種であるシグナリングテスタMD8475Aとの完全な互換性を維持、シナリオレスのGUI環境SmartStudioを提供

 携帯端末の評価に際し、評価用シナリオの作成を必要とせず即座に試験を実施可能なSmartStudioを提供する。現行機のシグナリングテスタMD8475AにおけるSmartStudioは、LTE対応スマートフォン開発の導入期から成熟期まで、多くのユーザに支持をいただいたテストソリューション。呼接続試験の正常系、準正常系試験、緊急呼、ETWSに代表される緊急報知試験、モビリティ試験やVoLTE/RCS等のIMS試験、さらにWLANオフロード試験をサポートする。

SmartStudio Managerに対応、携帯端末の自動化試験で活用、開発/検証効率化に貢献

 SmartStudioを自動制御するためのSmartStudio Managerに対応、これにより自動化試験環境が必要とされる携帯端末開発の下流工程であるリグレッション試験やストレス試験にシームレスに移行でき、開発/検証効率の向上に貢献する。MD8475Aで作成したテストケース資産が有効活用できるとともに、LTE-Advancedの評価としてコンポーネントキャリア数とMIMO数、対応無線周波数バンド種類の掛け算による組み合わせの膨大な数の全網羅試験を可能としている。