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CIOE2017レヴュー(前編)

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 率直に言えば、今年の中国における光通信の市況は決して良くなかった。春節明けからファーウェイ(華為)及びZTE(中興)が大規模な生産調整に入り、数ヶ月間100G関連の機器・デバイス製品を中心に出荷の動きが止まっていた。夏場より急ピッチのPON需要で回復傾向にはあるものの、まだまだ春節前の状況には回復しきれていない状況だ。
 しかし、プレイヤーの顔は決して沈んでいない。特に、今後の200/400Gに向けては「OFCにおける米国人よりもCIOEの中国人の方が話に前のめりだった」という会場の声もある。CIOE来場者の中核を占めるファーウェイやZTEの人間は、今や新興国を含む世界各国の市場に橋頭堡を築いており、彼らにとっては足元の中国マーケットは漁場の一区域に過ぎないのだろう。その意味では、今年も熱気を感じる本展示会ではあった。会場展示ではデータセンタ及び5Gモバイル基地局向け製品が目立ち、一部会場展示と会場内の談話では200/400G向け製品が目立ってはいたが、その一方でオーバーサプライによる一部製品の低価格化とユーザのさらなる大型生産調整の懸念も変わらず包含されている。これは中国市場に留まる話では決してない。巨大化した中国ベンダの動向が世界の光通信業界に対して大きな影響を与えざるを得ないのは疑いの無いところだ。その圧倒的なスケールと併存する中で、日系ベンダがどのように業界内でプレゼンスを示していくのかが注目される。

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