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「COMNEXT」2024出展製品Preview【NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)】

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光コネクタ清掃、多心コネクタ製造ソリューション、ネットワーク冗長、通信設備を守る結露防止シートなど幅広く展示

1000回以上の清掃が可能なペンタイプ光コネクタクリーナ

 ペンタイプの単心光コネクタクリーナ「NEOCLEAN-F」は、スキルが無くてもワンプッシュでコネクタ端面を清掃できる製品。ポケットサイズの小型ながら、同社従来比で約1.5倍の清掃回数となる1000回以上を1本で実現しており、1清掃当たりのコストも下がっている。また、軽量化やストロークを短くしたことで更に扱いやすくなっている。NTT-ATは「順調に実績を伸ばしている製品であり、今回も積極的にご提案していく」と話している。

NEOCLEAN-F

多心コネクタ製造ソリューション

 ペンタイプの光コネクタクリーナは多心(MPO)コネクタ用もラインアップしており、ブースでは研磨機、光挿入損失反射減衰量測定器(IRLメーター)、端面検査機と併せた多心コネクタ製造ソリューションとして紹介される。NTT-ATは「生成AI関連でデータセンタ向けに多心コネクタの需要が増えているので、12心、16心、24心MPOコネクタに対応した一連の機器のご提案に注力している」と話す。
 研磨機は、独立加圧方式により各コネクタを適切な研磨量で完了し、削り過ぎを防ぐのが特長だ。開発品の試作研磨から多品種少量生産、大量生産まで対応し、高い研磨直行率とメンテナンス性を備えている。
 IRLメーターは、挿入損失と反射減衰量の同時測定が可能で、単心コネクタの場合2波長の測定時間は1秒未満。11スロット対応プラットフォームが新たに加わっており、例えば12chや24chの光スイッチモジュールと組み合せた多心コネクタの光学特性の一括測定も可能だ。同社は「モジュールは光源・パワーメータや、極性測定もご用意しており、交換はホットスワップなので、電源を入れながらカスタマイズできる。PCも内蔵されているので、モニタに繋ぐだけですぐに使うことができる。本製品は様々な機能や拡張性を備えているが、他社と比較して価格競争力のあるご提案をしている」と説明する。
 端面検査機は、1回のスキャニングにて多心コネクタを観察できる可搬型のプローブタイプで、最短2秒程度で検査できる。最上位モデルは、視野範囲が広く、高解像でオートフォーカス機能も搭載している。

IRLメーター

光スイッチによるネットワークの高信頼冗長構成

 ネットワークの冗長構成に役立つ光スイッチは、ネットワーク障害をパワーの低下により検出し、自動的に経路切替を実行することで、障害による断時間を大幅に低減する。
 筐体は、19インチラックのタイプと、小型軽量のスタンドアロンタイプがあるので、用途に適したものを選ぶことができる。顧客のニーズに応じたカスタマイズも提供しており、例えば特定の回線を切り替えた際に他回線も連動して切り替える設定も可能だ。

通信設備を守る結露防止シート

 結露トラブルから設備を守る結露防止シート「G-ブレス」は、“呼吸”することで適正湿度を保ち、性能を長期間維持する製品。社会インフラや公共工事等で有効性が認められ、NETIS VE評価を得ている。
 特に、防水等で密封された電気機器は、周囲との温度変動差で内部に結露が発生し、故障や漏電火災の危険もあるため、「G-ブレス」のような調湿シートによる対策は重要だ。調湿シートは電力が不要かつメンテナンスも不要なので、費用対効果にも優れている。NTT-ATは「薄く軽いシート状のため、わずかなスペースや曲面などにも設置可能だ。機器の腐食を予防できるということで、最近はIoT機器メーカーが安定運用や長寿命化のためにG-ブレスをボックス内に設置するケースも増えている」と説明している。

出展製品特集目次

●NTT-AT

●キーサイト・テクノロジー

●精工技研

●センコーアドバンス

●ローゼンダールネクストロム

●ハイテック

●ミハル通信

●横河計測

COMNEXT2024特集

■主催者インタビュー

■光通信技術セミナー企画委員インタビュー