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GCIがアラスカで10ギガサービスを計画。まずはアラスカの77%を2ギガにアップグレード

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 GCIは5月18日(アンカレッジ)、今後5年間でアラスカにおける10ギガサービスを展開すると発表した。まずは2022年にアラスカの77%に2ギガのインターネットアクセスを提供するという。

 現在、アラスカ先住民の77%がGCIの1ギガのフットプリント内で生活しており、GCIは「アラスカでのコネクティビティの拡大と改善に取り組む、州で最初、そして国内で最初に2ギガを顧客に広く利用できるようにする」との考えを示している。
 GCIのCEOであるRon Duncan氏は「ノーム、コツェビュー、およびアリューシャン列島のコミュニティは、国内で最も遠隔地にあるが、まもなくアンカレッジ、シカゴ、ロサンゼルスに匹敵する都市レベルのインターネットが利用できるようになる。これは、デジタル・ディバイドを解消し、ラストフロンティアをコネクティビティのファーストフロンティアに変える」とコメントを出している。

 また、GCIは都市部と遠隔地の間のデジタル・ディバイドを埋め、アラスカでの幅広いサービス提供を劇的に改善するためのAU(Alaska United)-Aleutians Fiber Projectに取り組んでいる。これにより、GCIの1ギガのフットプリントがアラスカの77%にまで拡大した。
 GCIの社長兼COOのGreg Chapados氏は、デジタル・ディバイドを解消するためにアラスカ全体に投資するというGCIのコミットメントを強調し、主要なルーラルでのプロジェクトを検討することも発表した。同氏は「GCIはベテルにファイバを構築するビジネスと技術計画を策定し、お客様に1ギガ、2ギガ、そして最終的には10ギガ接続をご提供する」としており、「GCIは何十年もの間、アラスカのルーラルのための画期的な接続ソリューションを開拓してきた。私たちのハイブリッドファイバマイクロ波ネットワーク“TERRA”は、西アラスカに初めて地上ブロードバンドサービスをもたらした。AU-Aleutians Fiber Projectは、来年末までに実質的に完了する予定だ。今年後半にコツェビューとノームで1ギガを展開することは、アラスカのルーラルに奉仕するという私たちの長年のコミットメントを示している。 私たちは、アラスカのルーラルにおけるデータ通信の、次の進化のための包括的な計画の最終決定に取り組んでいる。ベテルにファイバを構築することは、その計画の最優先事項だ」とコメントを出している。

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