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テレマティクス コントロール モジュールのためのPOF 接続を発表【KDPOF】

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光学ギガビット接続性により高い電磁適合性を保証

 KDPOF は4月24日、テレマティクス コントロール モジュールのための光学接続コンセプトを発表した。KDPOF のCEOで共同創始者でもあるCarlos Pardo(カルロス・パルド)氏は「数社のOEMは、POFを介したギガビット イーサネット(GEPOF)のIEEE 802.3bv標準を選択し、それは電波障害(EMI)無しにスマートアンテナから中央通信ハブへ接続する理想的なソリューションだ」としており、「従来のシステムでは、UTP(非シールドツイストペア)銅線、同軸ケーブルやその他のシールド線での電気的接続により発生する放射エミッションのため、アンテナの受信感度が低減してしまうが、光学接続ではアンテナの性能を強化することができる」とコメントを出している。
 KDPOF はALPS と共同で、LTE-A テレマティクス コントロール モジュール のコンセプトを開発した。それはPOF を介したギガビット イーサネットによりヘッドユニットのような中央通信ハブへ接続するもの。POFは高い電磁適合性(EMC) を有しているため、接続によってスマートアンテナの受信を妨害することがない。100Mbpsを超える速度では1Gbpsイーサネット接続が必要だ。さらに、現在のRF リンクをイーサネットデータリンクに置き換えると、LTE-Aパッケージだけでなく、デジタルラジオ等も統合することができる。

 KDPOF は、テレマティクス コントロール モジュールのためのPOF を介したギガビット イーサネットの光学接続コンセプトを、6 月5 日および6 日に大阪で開催されるNikkei Tech Daysにて発表する予定だという。

スマートアンテナのための光学接続コンセプト

 新プラスチック、合成素材やクリスタルのルーフ或いは開閉式ルーフの場合、車内で発生した電磁ノイズからアンテナを保護するシールドが施されない。そのため、統合スマートアンテナ(ISA)回路に回帰する同軸ケーブルから放出される大量のエネルギーによりアンテナの性能を著しく低下させる。EMC フリー特性のPOFでは、上記のような回帰状況を回避することができるためイーサネット接続に最適な素材だ。さらに、EMC問題がない接続であれば、車両の設定においてアンテナモジュールの位置決めをしなおすことが簡単にできる。また、ギガビットPOFトランシーバーのイーサネット(SGMII/RGMII)ホストバスにより、既存の ISAチップセットを問題なく統合することができる。 さらに、POF を介したイーサネット接続のギガビット容量により、データリンクはLTE-A、Wi-Fi、V2x、RDS、DABラジオ等の様々なデータストリームをまとめることができる。


LTE-A テレマティクス コントロール モジュール のコンセプトのイメージ