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ドイツテレコムとエリクソン、5G契約の提携を強化

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 エリクソンは7月22日、欧州最大の収益を誇る通信事業者ドイツテレコムと、ドイツ全土に5G無線アクセスネットワーク(RAN)を展開する複数年契約を新たに締結し、提携を強化したことを発表した。(日本法人による抄訳発表は7月30日)
 契約条件によると、エリクソンの無線システム製品とソリューションを使用して、今後数年間で複数のモバイルサイトが最新の5G技術標準へとアップグレードされる予定だ。この5G契約は、過去2年間にドイツテレコムが成功裏に完了した2G、3G、4G無線ネットワークの合同最新化に続く次なるステップとして、マルチRAN契約に追加して締結された。
 受賞歴のあるエリクソンスペクトラムシェアリングソリューションの展開も予定されている。これにより、既存スペクトルの効率的利用、カバレッジ、性能、モビリティの向上が可能になり、ネットワーク内の4Gと5Gのトラフィックを動的に管理できるようになる。
 ドイツテレコム取締役会メンバー兼技術・イノベーション統括責任者のクラウディア・ネマート(Claudia Nemat)氏は「パートナーとして5Gのリーディングサプライヤであるエリクソンに出会えたことを嬉しく思っている。エリクソンは、ドイツテレコムが過去に実施したモバイルアクセスネットワークの最新化で素晴らしい仕事をしてくれた。最新化業務を高い信頼性と期限厳守で遂行していただき、アンテナネットワークの5Gロールアウトへの期待値も自然と高まる」とコメントを出している。
 エリクソン欧州およびラテンアメリカ地域社長のアルーン・バンサル(Arun Bansal)氏は「この5G契約は、ドイツと欧州の両方でエリクソンがドイツテレコムと築いてきた他に類を見ない長期的パートナーシップの証だ。エリクソンのグローバルな経験と最先端技術で、ドイツテレコムとともに世界クラスの5Gネットワークをドイツに展開するという、両社のパートナーシップの新たな章の幕開けに心躍る思いだ」とコメントを出している。
 さらに、両社は、公衆モバイルネットワーク領域での協力に加え、産業関連企業へのプライベートモバイルネットワーク(いわゆるキャンパスネットワーク)の実装でも緊密に連携している。直近では両社合同でBMW社およびオスラム社の工場サイトを構築している。

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