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ローカル5Gに関する共同出資会社「AK Radio Design」営業開始【アンリツ】

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「ローカル5G」コンサルティングのワンストップサービスを提供

 アンリツは7月1日、ローカル5Gの導入・運用プロセスを支援する「AK Radio Design株式会社」が営業を開始したことを発表した。
 AK Radio Designは、アンリツと構造計画研究所との共同出資により設立(出資比率50:50)。ローカル5Gの導入・運用に関連した様々な課題を解決するために、シミュレーションと実測の融合サービスを提供する。
 サービス内容は次の通り。

シミュレーション解析サービス

  • ローカル5Gのエリア設計などに必要な電波伝搬シミュレーションをサービスとして提供
  • 干渉調整、エリア検証・設計のコンサルティング

測定サービス

  • ローカル5G導入現場における、干渉評価、エリア実測、基地局性能評価、ネットワーク評価をサービスとして提供
  • 基地局設備や端末のベンチマーク支援

ラボ見学・利用サービス

  • Anritsu 5G LAB※を活用し、ローカル5Gの活用方法や品質保証手法の理解を促進
  • 実際のローカル5G環境を利用した実証実験の環境と機会を提供

※関連記事:アンリツがローカル5G体験施設「ANRITSU 5G LAB」の予約受付を開始

 AK Radio Designは、これらのサービスを提供することにより、お客さまのローカル5G環境の効率的な立ち上げ、導入・運用・保守業務にかかる設備の軽減、安定した通信品質の確保に貢献していく。

専門知識でローカル5Gの導入・運用業務をサポート

 近年、企業や自治体が、一部のエリアまたは建物・敷地内に専用の高速無線通信環境を構築するため、5G技術を活用したローカル5Gの導入検討を進めている。
 このローカル5Gの導入・運用業務については、システムインテグレータまたは利用者自らが行う必要がある。ローカル5Gの導入時には無線局免許の取得が必要であり、エリア設計や実測評価といった知見やノウハウが欠かせない。
 また運用局面においては、電波の干渉監視や利用端末数に応じたネットワークの最適化といったトラブルシューティングなど、専門的な対応が必須となる。
 構造計画研究所とアンリツは、構造計画研究所が持つ工学知を核としたシミュレータ製品および解析サービスと、アンリツが持つ測定・評価技術を核とした通信計測機器および測定サービスを組み合わせることにより、シミュレーションから実評価までのワンストップサービスを実現する「AK Radio Design株式会社」の設立に至った。

左から、アンリツ濱田社長、AK Radio Design片平社長、濱田取締役、構造計画研究所服部社長(役職は会社設立調印式当時)

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