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スカパーJSATの次世代衛星『JCSAT-1C』の帯域を、衛星通信事業者Intelsatへ提供

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より高速かつ快適な航空機内インターネット接続環境の実現へ

 スカパーJSATと、衛星通信事業世界大手のIntelsatは2月1日、Intelsatが提供する日本およびアジア上空での航空機内インターネットサービスにおけるスカパーJSATの高速大容量衛星(High Throughput Satellite、以下HTS)『JCSAT-1C』の帯域利用に関する契約を締結したと発表した。

 HTSは、従来型の衛星に比べて通信容量を大幅に拡張させた次世代型の衛星。多数のスポットビームを搭載し、隣り合うスポットビームにおいて異なる周波数を用いることで有限な周波数リソースの再利用が可能となり、衛星の通信能力の高速化かつ大容量化につながる。

 スカパーJSATは「Intelsatと共に、将来、さらなる需要の拡大が見込まれる日本およびアジア上空において、エアライン並びに乗客の皆様に、より高速かつ快適な航空機内インターネット接続環境をご提供する」としている。

JCSAT-1C衛星

 スカパーJSATの宇宙事業部門 グローバル事業本部長である山下照夫氏は「当社とIntelsatは、2016年の日本航空株式会社様への『JCSAT-5A』通信衛星ご提供開始以来、強固な協業関係を築いてきた。今後も当社は安定かつ高品質、そして将来を見据えたサービス提供を続けているIntelsatと共に、顕著な成長をみせる日本並びにアジア地域における移動体向けの通信需要に応えていく」とコメントを出している。

 IntelsatのSenior Vice President of Intelsat Commercial AviationであるDave Bijur氏は「今日、航空機内インターネット接続サービスのお客様は、高品質かつシームレスな利用を期待している。最新の次世代衛星技術を持つスカパーJSATとの関係深化によって、お客様の期待を上回るサービスを提供していく」とコメントを出している。

 IntelsatのVice President of Business Development – Network PartnershipsであるAdam Troy氏は「必要な時に必要な場所で、高品質な衛星回線を提供し続けるスカパーJSATは、Intelsatにとって今後も重要かつ信頼のおけるパートナーだ。両社は初めての共同衛星である『Horizons-1』衛星以来、長年にわたる協業関係にあり、拡大し続けるIntelsatのグローバルな衛星通信網における様々な業界のお客様のニーズに応えていく際にも、スカパーJSATの協力を常に頼りにしてきた。JCSAT-1Cの利用により、Intelsatの業界最高級の航空機内インターネット接続を日本上空で今後も提供し続けていく」とコメントを出している。

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