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ノキアが、NTTドコモの5Gネットワーク設計にAVA AIソフトウェアを導入

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ノキアAI無線容量設計ソフトウェアは、ノキアのAVA製品群の1つであり、無線容量を予測することが可能

 ノキアは9月13 日、NTT ドコモ(以下、ドコモ)向けに 5G ネットワークの展開を加速し、無線容量設計計画の効率化を支援するために、AI無線容量設計ソフトウェアを導入したことを発表した。

 AI無線容量設計ソフトウェアは、“intelligence everywhere”を実現するためのノキアのAVA1製品群の1つだ。これをドコモの要求仕様に基づきカスタマイズすることで、基地局パフォーマンスデータから4Gセルの無線限界容量を予測し、必要なエリア容量を満たすための5G基地局の設置場所候補や基地局ハードウェアタイプをシミュレーションできるようになった。
 このソフトウェアは、ネットワークがどこで混雑し始めているのか、無線容量のボトルネックを予防するためにどこでネットワークのアップグレードを計画すべきなのかをより明確に理解するというドコモの継続的な取り組みをサポートする。

 NTTドコモ 無線アクセスネットワーク部 平本義貴部長は「弊社では通信技術を通じて新しい価値の創出や社会課題の解決に貢献し、お客様の生活がより便利で、豊かなものになるよう努めているところだ。その実現のためには効率的なネットワーク構築が不可欠であり、ノキアのAI無線容量設計ソフトウェアをネットワーク容量設計業務に取り入れることで効率の良いネットワークの構築が実現できることを期待している」とコメントを出している。

 ノキア日本法人のノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社代表執行役員社長であるジョン・ランカ スターレノックス氏は「5G 基地局を最適な場所に設置することは、テクノロジー自体と同じくらい重要だ。AI無線容量設計ソフトウェアは、ドコモがエンドユーザ様にさらに優れた5G体験を提供するために、ネットワーク キャパシティ レベルをよりよく理解するための重要なツールを提供する」とコメントを出している。

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