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つくばフォーラム2016Preview:第3部 出展企業・製品の見どころ(9)日本コムシス

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日本コムシス
電気通信設備における防草対策や、屋外線架渉作業を安全かつ容易にするツール

 屋外の電気通信設備における防草対策として、コンクリートやアスファルトよりも低コストで舗装ができ、環境にも優しい素材を提案。また、屋外線の仮留めで作業を安全かつ容易にする把持具も紹介される。

新しい防草対策の考案

 RT-BOXやRSBMなど屋外の電気通信設備の敷地における防草対策として開発された「防草達人」は、自然素材の原料に固化材を混ぜた混合物で、土壌に強度をもたせることで雑草の生えない環境を構築する。
 電気通信設備に影響を与えることなく敷地内を100%施工できるので、除草作業の手間が省け、雑草による近隣住民への影響も無くなる。
 耐久性はコンクリートと同等で、透水性に優れているのでコンクリートのような排水計画は不要だ。保水性はヒートアイランド現象を緩和する。安全性の観点から、環境汚染や人体への影響の無い素材を採用している。廃棄する場合は、細かく砕くことで細かい砂に戻るので、産業廃棄物処理も不要だ。同社は「コンクリートやアスファルトで舗装する場合と比べ、コストを抑えることができる。NTT東日本様のVE提案で今年ご採用頂いた」と話している。

防草達人の施工例

防草達人の施工例

屋外線の仮留め把持具

 屋外線架渉作業を安全かつ容易にするために開発された「ドロップチャック」は、屋外線を屋外線引留具等へ取付ける際に、屋外線に張力が掛かった状態を保持(仮留め)する把持具だ。
 屋外線に張力を掛けた状態で仮止めするため、両手がフリーな状態での引留め作業が可能となる。安全性、作業性が向上し、垂れ下がり事故等の防止にも繋がる。全ての種類の屋外線(光・メタル)に適用できる。やりとり綱の先端に取付け、屋外線を柱間等へ引き上げる際にも利用可能だ。同社は「金属製で、張力の方向に対して締め付ける構造になっており、逆方向で簡単に外れる仕組みとなっている。試作品を使用している施工現場からも好評だ。また、展示会でご紹介したところ、実用化したら使いたいというお声も頂いている」と話す。

「ドロップチャック」を柱間分岐による開通工事(家屋側から線路側へ)で使う場合の様子。

「ドロップチャック」を柱間分岐による開通工事(家屋側から線路側へ)で使う場合の様子。

掲載企業一覧

アンリツ
NEC
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)
FXC
OKI
協和エクシオ
三和電気工業
住友電気工業
日本コムシス
原田産業
Viavi ソリューションズ(旧:JDSU T&M)
フジクラ
三喜
三菱電機
横河メータ&インスツルメンツ

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