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Inter BEE 2017 Review【放送設備のIP化における同期技術】

特集 有料

 放送設備のIP化に伴い同期技術もそれに対応する必要があることから、会場ではセイコーソリューションズやアルチザネットワークスが放送業界向けのPTP(Precision Time Protocol)グランドマスタークロックを提案していた。
 IPの時刻同期プロトコルとして通信業界でなじみの深いPTPは、放送用のプロファイルである「SMPTE ST 2059-1/-2」もサポートしている。現状、放送業界で使われている各種の同期信号は、それぞれ専用の配信網経由でシステム内の機器に分配されている。これらをPTPによりIP網自体に同期機能を統合することで網構成がシンプルになることから、コスト低減のメリットも含めて注目されている。
 この項では、PTP導入によるメリットの詳細や、放送業界向けPTPグランドマスタークロックの概要を纏めた。

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