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光メディアコンバータ、イーサネットスイッチの需要動向を探る【ピーエスアイ】

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 ピーエスアイが代理店を務めるトランジション・ネットワークス社は、世界各国の通信環境のニーズに対応する多種多様な光メディアコンバータ、スイッチを開発しているメーカーだ。そのラインナップはハイエンドからローエンドまで幅広く、およそ1,500種類ほどを取り揃えている。同社の製品は機器やモジュール、更には電源も含めて5年保証で販売されているので、その安心感にも定評がある。

集合型シャーシのリプレイスとギガビット製品の需要増加

 光メディアコンバータ、スイッチの業績に関してピーエスアイ ネットワーク・ソリューション営業部 部長の杉田恒一氏は「2017年は販売金額、販売数量ともに前年比で20%伸びた。その要因として最も大きいのは、新しい集合型シャーシとなるIONシリーズだ。前シリーズのPoint Systemが販売を終了することもあり、10年~20年ご使用いただいているお客様のリプレイスが非常に多かった。また、ギガビット製品の需要増加もあり、10/100Mが使われていたシーンでのリプレイスが工場や大学で多く見られ、リプレイス案件以外ではデータセンタでの販売数量が100Mよりも多かったことが、例年と比べて印象的だった。他にはミニ・メディアコンバータの売り上げの増加も目立った。これはトランジション・ネットワークスの高品質なモデルで培われた技術を流用しながら価格を抑えたもので、コストパフォーマンスの良さからご採用いただいている」と話す。
 ピーエスアイは、こうした伝送機器を無線製品や情報セキュリティ製品と組み合わせたソリューションとして提供できる点や、徹底した品質検査を経て提供する姿勢が市場から高い評価を得ている。また、長年に亘り携わってきたネットワーク構築のノウハウに裏付けされた提案力は、多くのユーザから頼りにされ、リピータを増やしている。ピーエスアイ ネットワーク・ソリューション営業部の南塚慶一氏は「カタログのスペック数値だけで伝送機器や配線部材を選定すると、お客様のご希望に沿った運用を実現できない場合もある。例えば、メタルと光の配線にはそれぞれに長所と課題があるので、配線部材と機器の構造を把握することは、より適切なネットワークの構築に繋がる。我々は様々な分野でLANを構築してきた経験を基に、お客様が安心できるネットワーク構成をご提案している。また、ネットワークの世界ではIP layerのセキュリティだけではなく、物理layerのセキュリティも重要になってきているので、そうした部分でも役立つご提案ができるように取り組んでいる」と話す。

管理機能によりメディアコンバータの運用性を向上

「ION219-A」

 IONシリーズの集合型シャーシ「ION219-A」は、高密度、マルチプロトコル対応の製品。前シリーズに比べて管理機能やセキュリティ面が強化されており、SSH2や管理VLAN、TCP/UDP ACL(L4)、configのバックアップ及びリストアといった機能が追加されている。10Gモジュールは10GBASE-Tと10GBASE-Xに対応しており、これらをフル搭載しても稼働できるよう、電力供給能力は300Wに向上している。杉田氏は「万が一の不具合が発生してもすぐに把握できるよう、監視や障害通知機能にも注力して設計されている。もともと集合型シャーシは省スペース化を目的としてご採用いただくケースの多い製品だが、各モジュールを集約する構造なので監視システムとも相性が良い。メディアコンバータを管理するという意識はまだ普及していないが、不具合の予兆を検知できることをお客様にご説明すると、事前に対処できるという運用上のメリットからご興味をお持ちいただけるので、積極的にご提案している」と話す。

伝送機器からモジュールまで、耐環境性に優れた製品を提供

「ISWシリーズ」

 ミニ・メディアコンバータ「ISWシリーズ」は、-40℃から+75℃という広い動作温度により、過酷な環境での使用にも耐える産業用モデルだ。(幅)46.0mm ×(奥行)98.0mm×(高さ)22.0mmの小型サイズ(突起含む最大長)を実現した製品で、DINレールやDC電源といった一般的な産業用の機能だけでなく、AC/DC変換にも対応しているので利用シーンは広い。南塚氏は「ギガ対応で小型かつ耐環境性も備えていることから、公的な機関をはじめ重要な施設で数多くご採用いただいている。トランジション・ネットワークスは動作温度の広いSFPもラインナップしているので、モジュールも含めて耐環境性に優れたシステムを構築することができる」と説明する。
 また、トランジション・ネットワークスの光トランシーバはMSA準拠による大手ベンダとの互換性もあるので、柔軟なネットワーク構成を組める点でも定評がある。南塚氏は「異なるベンダの製品を組み合わせることを躊躇されるお客様もいらっしゃるが、一度お試しいただいた方はコストパフォーマンスの良い組み合わせをご検討されるようになる」と話している。

光ネットワーク構築の現場で役立つ検査ツール

「SmartClass Fiber」

 ネットワーク構築時や保守・運用で役立つ製品としてピーエスアイが提案しているのは、Viaviソリューションズ社の光端面検査ツールだ。従来、光端面検査は作業効率やコストとの兼ね合いから割愛されることもあったが、運用中に不具合が発生した際に原因を素早く解明できる点や、ネットワーク構築時に検査をしておくことで運用中の不具合を防ぎメンテナンスコストの低減に繋がる点、そして通信容量の増加に比例する汚れの悪影響が注目されたことで、採用が増えている。
 Viaviソリューションズの「SmartClass Fiber」は、ハンドヘルドの小さな筐体に端面検査で必要となる機能を全て備えたツールだ。国際的な業界基準に基づいた合否判定をオートで行い、画像保存からレポート生成まで簡単なボタン操作で短時間に行うことができる。
 伝送機器と一緒に高性能な検査ツールを提供できる点も、ピーエスアイの特長と言える。南塚氏は「PCレスで手軽に扱え、お客様からは他社の検査ツールでは見逃されていた汚れや傷まで確認できるとご好評頂いている。安価なツールとして肉眼の8倍となるスコープもご用意しており、これをお試しいただいて本格的なツールのご採用に繋がることもある」と話している。

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