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FOE専門技術セミナー企画委員インタビュー【FOE-8】 【基礎講座】光通信技術の基礎 ~情報通信を支える光技術~

INTERVIEW 有料

アンリツ(株)
計測事業本部
サービスインフラストラクチャー
ソリューション事業部
ソリューションマーケティング部長
石部和彦氏

コースリーダー:
アンリツ(株)
石部 和彦
サブコースリーダー:
住友電気工業(株)
笹岡 英資

 今回の基礎講座では、デジタルコヒーレントと光通信計測技術を扱う二つの講座が組まれている。コースリーダーの石部氏は「デジタルコヒーレントは、専門技術セミナーで例年実施しているアンケートでも今後の講演としてリクエストが多い。また、IEEEやOIFでは相互接続試験の標準化も進んでいるので、今後も更なる普及が見込まれている。そこで今年の基礎講座では、デジタルコヒーレントの基礎と最新動向、そしてその計測も含めた光計測の基礎を学ぶことができるプログラムを組んだ。講座の数を二つに絞ることで中身を濃くし、質疑応答の時間も十分に設けている」と話している。

●デジタルコヒーレント光通信の基礎と最新動向
日本電信電話(株)
NTT未来ねっと研究所 フォトニックトランスポートネットワーク研究部
部長
富澤 将人

 デジタルコヒーレントの講座では、コヒーレント光通信システムと、それに用いられる心臓部であるデジタル信号処理を中心に、基礎、概要から最新技術動向まで解説される。
 講師の富澤氏は、NTTで超高速光通信システムの研究開発、実用化、国際標準化に取り組み、また海外キャリアとのコラボーレーションを遂行してきた人物。デジタルコヒーレントの実用化に向けたLSIを世界に先駆けて開発した国家プロジェクトでは、開発プロジェクトリーダーを務め、国内大手メーカー複数社との研究開発を牽引している。石部氏は「富澤氏は100人規模のエンジニアが参加したデジタルコヒーレントの研究開発を動かしてきた人物なので、技術的な説明も非常に分かりやすい。そこで今回の基礎講座をご依頼したところ、基礎に加えて最新動向までお話いただくことになった」と話す。今回の講座では、一波長100Gbpsから600Gbpsまでを実現する技術や、新しい適用領域等の動向についても解説される。

●光通信計測技術の基礎知識
日本大学
理工学部 電子工学科
教授
大谷 昭仁

 光通信計測技術の講座で扱う範囲は、発光素子評価、光ファイバ増幅器の利得および雑音特性、合分波器の波長損失特性評価等に用いる光スペクトラム測定技術、通信帯の光を高確度、高分解能に測定する光波長測定技術、半導体レーザの発振線幅を評価する線幅測定技術。これらの原理、そして各測定技術の注意点について解説される。
 講師の大谷氏は現役の大学教授。以前はアンリツで30年ほど次世代計測技術の研究開発に携わっており、世界初のプリセレクタ搭載ミリ波帯スペアナの研究開発に取り組んだ経験もある。計測器メーカーに勤めていた経験を持つ大学教授ということで、非常に分りやすい説明が期待できるだろう。石部氏は「大谷氏は計測に関する書籍も執筆してきた人物だ。今回は数式も交えた講演資料を用意していただいた」と話している。

(OPTCOM編集部 柿沼毅郎)

目次

【FOE-K】【基調講演】実用化目前5G、データセンターを支える光通信の最新技術動向

【FOE-1】スマート社会(Society 5.0)を支え、牽引する光ファイバ技術

【FOE-2】次世代ネットワークを牽引する400G/1Tクラス光トランシーバの技術動向

【FOE-3】データセンターの最新動向

【FOE-4】目指せOver1Tbps伝送!光デバイスとその周辺技術の展望を紐解く!!

【FOE-5】大容量光通信を支える光機能集積回路の最新技術と今後の展望

【FOE-6】5Gやデータセンターを支える光ネットワークおよび機器の最新技術・市場・標準化動向

【基礎講座】光通信技術の基礎 ~情報通信を支える光技術~

【FOE-8】5G本格導入前夜の最新動向 ~今後の5Gサービス展開に向けて~

【FOE-9】自動運転を支える光応用技術

【FOE-10】5G本格導入前夜の最新動向 ~光ネットワークへの期待~