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スターキャットが「ローカル 5G」の無線局免許を取得。実証実験の環境を提供

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 スターキャット・ケーブルネットワーク(以下、スターキャット)は6月7日、総務省東海総合通信局よりローカル 5G(Sub6 帯)の無線局免許の交付を受けた。
 スターキャットは「7月に『ローカル5G等の先端無線技術を体験できる実証施設』を西区の『なごのキャンパス』に構築し、Sub6 帯を利用した実証環境の提供を開始する」としている。

 なごのキャンパスの提供は、スターキャットが2021年より参加している、名古屋市のフィールド活用型社会実証支援事業である「Hatch Meets(ハッチミーツ)」に参加し、スタートした「なごのキャンパス先端無線実証プロジェクト」の一環となる。
 スターキャットは「これまでコミュニティネットワークセンターと連携し、地域BWA等の先端無線技術の取り組みを実施してきた。今後、普及が加速するローカル5Gにおいても、多くの企業様と共に実証実験を行い、名古屋地区の新たな産業の創出と更なる発展に寄与できると考えている。今後もスターキャットは、ローカル 5G をはじめとする先端技術に取り組み、地域社会の発展に貢献していく」との考えを示している。
 また、スマートフォンやタブレットなど携帯端末用 SIM カードの発行に必要な電気通信番号「441-211(15 桁)」(IMSI)は、5月11日に取得したという。

「Hatch Meets」のイメージ。名古屋市では、社会実証を支援する事業「Hatch Technology Nagoya」を実施している。その中のフィールド活用型社会実証支援「Hatch Meets」は、名古屋市及び民間施設等を社会実証の場(フィールド)として活用するため、場の提供と課題の整理・解決するネットワークコミュニティとして産学官で立ち上げたもの。

なごのキャンパス先端無線実証プロジェクト

ローカル5G等の先端無線技術の構築:なごのキャンパス内に先端無線施設(ローカル5G、Wi-Fi など)を7月から提供予定。
なごのキャンパス関係者との連携:なごのキャンパスの法人プログラム会員、入居者と連携して、構築した先端無線技術を活用した新たな産業の創出を目指して連携してく。
先端無線技術の体験施設の提供:多くの企業・個人に先端無線技術を気軽に体験できる施設として、広く開放(同業他社も利用可能)。

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