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古河電工が、NICT「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」令和6年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムに採択

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 古河電工は3月6日、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT)が公募した「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」令和6年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの「研究開発プロジェクト①:超高速・大容量ネットワークを実現する帯域拡張光ノード技術に関する研究開発プロジェクト」に採択されたと発表した。

背景
 Beyond 5G(6G)への移行やクラウド化推進によりデータ量が増加し、基幹網やデータセンタをつなぐ光ネットワークの増強が必要不可欠となることから、グローバル光伝送システム市場には今後も成長が期待される。その成長を牽引するハイエンドの光伝送システム市場においては、今後従来の400G級からオールフォトニクス・ネットワーク(APN)の実現、1.6Tbps級システムの光伝送システムの立ち上がり、C/L帯からS帯伝送などの帯域拡張が予想され、それに用いられる光コンポーネントの開発・実用化が必要となる。

 公募された「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」令和6年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの「研究開発プロジェクト①:超高速・大容量ネットワークを実現する帯域拡張光ノード技術に関する研究開発プロジェクト」では、容量光波長チャネルの到達範囲を拡大させることを目的として、光送受信機および波長多重ノードの帯域拡張を実現する帯域拡張光伝送システムと当該システムに必要なキーデバイスを開発し、Beyond 5G時代を支える帯域拡張光伝送システム早期実用化とそのサプライチェーン確立に寄与することを求められている。
 古河電工は「当社はコア技術のひとつであるフォトニクス関連の知見を活かし、1.6Tbps伝送および現在適用されているC/L帯からの帯域拡張に向けて、高速伝送用波長可変光源と帯域拡張ラマン励起光源、帯域拡張光増幅器の開発を行う」としている。
 同プロジェクトの期間は原則4年間(2027年度まで)となる。

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