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つくばフォーラム2017Preview【日本コムシス】

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電気通信設備における作業品質や効率の向上を実現するツールが紹介される。

吊り下げ式工事看板や誤接続防止用マーキングテープ

吊り下げ式工事看板による軽量・省スペース化

 保安施設の設置作業における、矢印板(進路変更標識)と工事標識板を一体化した工事看板を展示する。素材は、現行品のような硬い板ではなくテント生地を採用しており、マジックテープでコーンバーに固定して吊り下げて使用する。
 運搬時はコーンバーに巻き付けることができるので、現行品と比べて省スペースだ。軽量なので作業もしやすい。同社は「生地が風で揺れて曲がると矢印や標識が見えづらくなるので、生地の下部に重りとして砂袋を縫製することで防止している。鉄棒などではなく柔らかい砂袋を採用した理由は、歩行者が接触した場合の安全性を考慮したためだ。工事作業を実施できるレベルの風速に耐える重さを研究したことにより、重くなりすぎない最適な重量を実現した。これにより、風で揺れても矢印や標識の視認性が悪化することはなく、揺れによる注意喚起の効果も生まれている」と説明している。
 矢印や標識はシルク印刷なので、耐久性に優れている。矢印には反射素材を採用しているという。工事内容を記した紙を収納する透明ビニールも備わっており、雨で濡れないよう、下から紙を挿入する仕組みとなっている。同社は「生地の表裏で矢印の方向が逆になっているので、どちらに道路変更する場合でもご使用いただける。すでに500枚程度を現場で導入しており、こうした改善に対して道路管理者様達から好意的な反響を頂いている。製造コストも現行品より低減している。弊社に限らず、通建会社全体の安全性や作業性の向上に繋がるよう、積極的にご提案していく」と話している。

現行品と吊り下げ式工事看板との比較

誤接続防止用マーキングの効率向上

 誤接続防止のために実施している屋外線(メタル・光)のマーキングを、より安全かつ効率的に実施できるマーキングテープを提案する。同社は「現状、マーキングの方法は様々で、ビニールテープやタグなどの方法では工具を使う必要がある。対してこの提案品はマスキングテープに印刷を施したもので、工具を使わず指で切り取ることができる」と説明している。
 ボールペンでも筆記ができる紙素材であり、2段書きが可能なデザインを採用することで多対の屋外線全てに対応ができる。耐水性も備わっており、雨天時でも使用が可能だ。また、黄色地に黒文字で“線番確認は良いか?”の文言を記すことで作業者へ注意喚起しており、誤接続防止の効果を高めている。

誤接続防止用マーキングテープ。指で切り取り、二つ折りで張り付けるだけで済む。適度な粘着力で、外す時も簡単に引きちぎることができる。

特集目次

小林所長インタビュー
展示会概要
展示会場の見どころ
「テーパーダイア鉄蓋」を開発【NTT】

出展社ピックアップ

アンリツ
Viaviソリューションズ(旧JDSU)
NEC
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)
FXC
協和エクシオ
三和電気工業
住友電気工業
日本コムシス
原田産業
フジクラ
丸文
三喜
三菱電機
横河計測(旧社名:横河メータ&インスツルメンツ)