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つくばフォーラム2023開催記念「NTT AS研 青柳所長インタビュー」【1】

INTERVIEW 有料

(5月17日に各技術の画像を追加)

 アクセスネットワークに関するサービス、システムの総合シンポジウム「つくばフォーラム2023」が5月17、18日の日程で茨城県つくば市にて開催される。
 主催はNTT。共催はITEA、線材協会、全通協。後援はNTTドコモ、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTインフラネット、NTTデータ、NTTアーバンソリューションズ、NTTセキュリティホールディングス。
 今年のテーマは『つながり続ける今と未来へ 変革に挑戦するアクセスネットワーク』。NTTアクセスサービスシステム研究所の青柳雄二所長は「“つながり”にはロバストなネットワークや、ネットワーク故障対策などへの取り組みに加え、共催団体、出展企業、NTTグループ各社、参加者がしっかり連携していきたいという意味も含めている」と説明している。
 つくば国際会議場で5月17日10:20より実施される基調講演は2件を予定しており、日本電信電話の代表取締役副社長 副社長執行役員である川添 雄彦氏による『新たな価値の創造とグローバル サステナブル社会を支えるNTTへ』(※)、西日本電信電話の常務取締役 常務執行役員 設備本部長である猪俣 貴志氏による『総合エンジニアリングに向けて』となる。(基調講演・ワークショップ・技術交流サロンはオンデマンドでも配信予定)
 今回のインタビューでは同展の開催に先駆け、青柳所長から将来のアクセスネットワークの実現に向けた研究所の取り組みを説明していただき、その成果である、つくばフォーラムでの研究所展示について解説していただいた。
(OPTCOM編集部 柿沼毅郎)

※講演タイトルが変更になりました(5/12)

研究開発の方向性

NTTアクセスサービスシステム研究所
青柳雄二所長

 AS研は2021年、IOWN構想の具現化によるナチュラルでスマートな社会の実現のために研究開発の方向性を整理し、『エクストリームな要件に応え・サービスの多様化を支える研究開発』『運用を抜本的にスマート化する研究開発』『新ビジネス領域へのアセットを活用した研究開発』の三つの方針を定めており、青柳所長は「今年もその方針を継続して研究開発を進めている。最先端のアクセスネットワーク技術の研究開発により変革に取り組み、サービスを支え続け持続可能な社会に貢献していく」と話す。
 この三つの方針を実現するための最先端の要素技術として、
・アクセスシステム技術
・オプティカルファイバアクセス技術
・ワイヤレスアクセス技術
・インフラストラクチャ技術
・オペレーション技術
が挙げられており、これらを組み合わせることで三つの方針に取り組んでいくという。

研究開発の方向性。方針や要素技術は従来を踏襲しつつ、大規模災害・NW故障への対策や、脱炭素化といったテーマを追加している。

 今回、NTT研究所による展示数は54。
研究開発方針:1展示
サービスの高度化・多様化を支える技術:33展示
運用を抜本的にスマート化する技術:12展示
新ビジネス領域を開拓する技術:8展示
 本記事では、その中でも特に注目されている技術をピックアップする。

インタビュー目次

1:研究開発の方向性

2:サービスの高度化・多様化を支える技術(NW性能の限界超えを実現する通信・インフラ技術の革新)

3:サービスの高度化・多様化を支える技術(ユーザやサービスに合わせるNW柔軟化技術の革新)

4:運用を抜本的にスマート化する技術

5:新ビジネス領域を開拓する技術

特集目次

・技術交流サロン・ワークショップ

■出展社Preview

・NEC

・エクシオグループ

・住友電気工業

・日本コムシス

・横河計測

以下、後日更新

■会場Review