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名城大学、愛知工業大学、スターキャットが、ローカル5Gにおけるデバイス間シームレス接続技術に関する 共同研究を開始

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 名城大学と愛知工業大学およびスターキャット・ケーブルネットワーク(以下、スターキャット)は12月22日、ローカル5Gの普及に貢献するため、産学連携によるローカル5Gにおけるデバイス間シームレス接続技術の実現をめざした共同研究を開始すると発表した。

 実証実験では、次世代オーバレイネットワークを用いて、ローカル5Gにおけるデバイス間のシームレス接続が可能であるという仮説を立証する。同研究が実現することとして、ローカル5Gに接続したデバイスに対して、ネットワークの設定を変更することなく、外部ネットワークから低遅延かつ安全に遠隔制御や遠隔監視が可能になる。
 三者は「本研究は新技術や知識創出にとどまらず、社会経済の発展および地域活性化をめざす」としている。

 ローカル5Gに接続するデバイスには、外部ネットワークからの接続が不可能なプライベートIPv4アドレスが付与されるため、外部ネットワークからデバイスにアクセスが困難である課題があった。このような課題に対して、これまでは、インターネット上のサーバを経由する独自の通信サービスを設計することや、ネットワーク設定の変更が必要となる VPNなどの技術を活用することが必須だった。また、5Gネットワーク内の異なるローカル5G 対応モバイルルータに接続されたデバイス間通信は、相互にVPNなどの対策を導入しなければ相互接続ができず、安全性を確保したまま、ローカル5Gを導入した環境におけるデバイスへ容易にアクセスできる技術が求められている。

 そこで、スターキャットが提供するローカル5Gおよび関連する通信環境において、名城大学と愛知工業大学が次世代オーバレイネットワーク技術を利用したローカル5Gにおけるデバイス間シームレス接続技術開発に向けた実証実験を実施する。

名城大学および愛知工業大学:デバイス間シームレス接続技術の開発
スターキャット:ローカル 5G および関連する通信環境の提供、実験協力

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