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ノキアがソフトバンクとのパートナーシップを拡大し、日本におけるネットワーク近代化契約を締結

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 ノキアは11月5日(エスポー)、ソフトバンクとのパートナーシップを拡大する新契約を発表した。
 
 この契約に基づき、ノキアは日本に先進的な4Gおよび5G無線アクセス機器を供給する。この合意には、既存ネットワークインフラの近代化と、ノキアの最先端 AirScaleポートフォリオを活用した5Gスタンドアロン カバレッジの拡大が含まれており、西日本エリアで展開される。

 本契約により、ノキアは最新のHabrok Massive MIMO無線機とAirScaleベースバンド装置を含む、エネルギー効率に優れたAirScale RANソリューションを展開する。これらのソリューションは、ノキアのReefShark System-on-Chip 技術を搭載しており、極めて高いエネルギー効率を維持しながら、超高性能なパフォーマンス、カバレッジ、および容量を提供する。また、ノキアのAIを活用したMantaRayソリューションも導入され、ネットワーク管理と自己組織化(SON)ネットワーク機能が強化される。
 
 ノキアのRAN部門責任者であるMark Atkinson氏は「ソフトバンクとの今回のパートナーシップの拡大は、長年にわたる両社の強固な関係を示すものだ。当社のソリューションは、AI機能を搭載し、業界をリードするエネルギー効率と比類のないパフォーマンスを提供することで、Advanced-5G ネットワークへの進化をサポートする」とコメントを出している。

ソフトバンクの専務執行役員 兼 CTOである佃 英幸氏は「ノキアとのパートナーシップの強化により、AIを活用したユニークかつ高品質な5Gネットワークの実現をめざす。このアップグレードされたネットワークは、エネルギー効率を向上させ、排出量を削減し、お客様により優れたユーザエクスペリエンスを提供する」とコメントを出している。

 ノキアとソフトバンクはAI-RAN Allianceの創設メンバーであり、AI-RANおよび6G技術に関する研究開発にも共同で取り組んでいる。これらの取り組みには、共同研究、フィールドトライアル、仮想化RANプラットフォ ームの開発が含まれる。両社はまた、東京でMassive MIMO技術を用いた6G向けの周波数である7GHz帯の試験を実施している。

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