Nokiaは5月8日(エスポー)、進化する企業接続のニーズに応えるために開発された次世代光ファイバ ベースLANソリューション、Aurelis Optical LANの発売を発表した。

　将来を見据えて設計されたこのソリューションは、光ファイバの比類のない長寿命、パフォーマンス、そして効率性を、建物内およびキャンパス環境にもたらすものとなる。
　Nokiaは「光LANは、従来の銅線ベースLANネットワークと比較して、ケーブル本数を最大70%、消費電力を40%削減するという大きな飛躍的な進歩をもたらす。50年以上の耐用年数を誇る光LANは、総所有コスト（TCO）を最大50%削減する」としている。

　NokiaのAurelis Optical LANは、シンプルさ、信頼性、そして長期的なパフォーマンスを重視して設計されている。1Gbps、10Gbps、25Gbpsの現行速度に加え、50Gbpsおよび100Gbpsへの明確なアップグレードパスも備えたAurelis Optical LANは、企業が次世代のネットワークに対応できるよう支援する。オープンAPIにより既存の企業環境とのシームレスな統合が可能になり、高度な自動化機能により運用の簡素化と効率化が実現する。99.9999%の可用性と堅牢なセキュリティにより、Wi-Fi 7をはじめとする高帯域幅アプリケーションに不可欠な、高速でシームレスなLAN接続を実現する。

　Nokiaの光LANテクノロジーは、ホテル、大学キャンパス、空港、病院など、700以上の導入実績があり、世界中の組織が進化するデジタル世界で優位性を維持できるよう支援しているという。

　FairNetzのOTインフラストラクチャ責任者であるDaniel Schach氏は「キャンパス全体に光LANを導入することは、複数の建物間の接続を近代化するための戦略的な動きだった。Wi-Fi、プリンター、そしてオフィスのすべてのエンドポイントに信頼性の高い高性能なバックボーンを提供すると同時に、電力と配線の必要性を大幅に削減する。この光ファイバベースのインフラは、より効率的で将来を見据えたネットワークという当社の長期ビジョンを支えている」とコメントを出している。

　Nokiaのブロードバンドネットワーク担当ゼネラルマネージャーであるGeert Heyninck氏は「Aurelis Optical LANは、デジタルファーストの世界で企業が成功するために必要なシンプルさ、信頼性、そして拡張性を提供する。50年以上の耐用年数を誇る光ファイバ インフラは、継続的なアップグレードによる中断やコストを伴わず、将来に備えたあらゆる状況に対応できる体制を整えている。光LANは、企業に将来を見据えた接続基盤を提供し、総コストを大幅に削減する」とコメントを出している。