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「通信・放送Week」から新生した国際商談展「COMNEXT」が6月に開催。次世代通信技術&ソリューション展として、光通信、6G、ローカル5G、エッジAI、映像伝送などを網羅【RX Japan】

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 今年で23回目の開催を迎えるアジア最大級の次世代 光通信技術の専門展「光通信技術展(FOE)」が、次世代通信技術&ソリューション展「COMNEXT」の一角として6月28日~30日の日程で東京ビッグサイトにて開催される。

 「COMNEXT」は、「光通信技術展(FOE)」をベースに無線技術や映像技術まで規模を拡大した「通信・放送Week」を更に発展させた国際商談展だ。6つのエリアとして、従来の構成展の流れである「光通信技術(FOE)」「次世代通信ソリューション(ローカル5G/IoT/Wi-Fi6/エッジAI 等)」「5G・6G通信技術」「映像伝送・8K技術」と、新設の「5G・6G材料」「NEXT STAGE(主催者企画・次世代技術 等)」で構成され、最新の通信技術・システムを求める来場者が国内外から集まるイベントとなる。
 
 主催のRX Japan(旧リード エグジビション ジャパン)は「通信事業や放送事業、クラウド事業のアセットだった通信や放送インフラも、今ではローカル5Gなどプライベート無線ということで一般企業や自治体のアセットとしても広がりを見せ始めた。そこで昨年の通信・放送Weekでローカル5G/IoT活用展を新設したところ、CATV事業者をはじめ、自治体、大学、物流、インフラ(高速道路・ガス・送配電)、建築、農業など、様々な業種のご来場があり、ローカル5GやIoT/LPWAのイベントとして期待以上の大成功だった。これは、年間38分野96本の多種多様な国際見本市を開催している当社の強みの一つである、様々な業種との繋がりが集客に活かされたことも一因だと自負している」とし、「プライベート無線と、その技術のベースとなる全国ネットワークの双方が一同に介する商談展としての実績もできたことから、今年の展示は製品や技術だけでなく、ソリューション展示も増え、様々な業種の方にも最新の通信・放送技術で何が可能になるかを分かり易く示せる場となっている。本展が、IOWNや6Gといった全国ネットワークの最先端の世界をお見せすると共に、ローカル5G×企業DX、エッジAI×自動車、ファイバセンシング×建設業のような通信技術の異業種連携エコシステムがより多くの業種と生まれるキッカケになる場、そして様々な業種の方々が通信技術の新たな使い方をどれだけ欲しているのかを通信業界の方々が肌で感じていただける場、そうした“NEXT”になれば幸いだ」と意気込みを語っている。
 
 今回のインタビューでは、「COMNEXT」事務局から、展示会の概要や見どころについて話を聞いた。

(OPTCOM編集部 柿沼毅郎)

COMNEXT事務局長の土屋勝利氏

OPTCOM:今回の開催規模を教えてください。
土屋事務局長:
4月末時点で国内企業の出展社数は昨年比1.4倍となる210社です。海外出展社も増えており、昨年比2倍の50社となります。昨年まではコロナ禍における会社の方針で出展できなかったというケースも有ったのですが、今年はコロナ禍が沈静化して、本展に限らず展示会が本来の在り方に復活しています。オンラインでの営業活動にもメリットは有りますが、やはり、様々なデジタル手法を試したからこそ、リアルでのフェイス・トゥ・フェイスの商談の重要性を確認できたというご意見が多く、展示会場での効率的な商談が求められていると実感しています。

各エリアの展示カテゴリー。

――:「COMNEXT」と名称が変わり、展示会自体にどのような変化があるのでしょう。
土屋事務局長:
「通信・放送Week」の流れを汲みつつ、昨年新設して好評だった「5G材料ゾーン」を拡大した「5G・6G材料」エリアの追加や、これまでの商談エリアとは一線を画す次世代技術の企画展示エリア「NEXT STAGE」を新設しています。やはり6Gという未来の技術の注目度が高まっていますので、セミナー含めこのテーマには注力しており、昨年の「5G通信技術展」も「5G・6G通信技術」エリアとしました。この6Gという将来技術を明確に組み込んだことで、その移行を見据え、現行の5Gの課題を解決するための商材を展示する企業も増えています。こうした出展各社の目的意識の強さや、本展のアドバイザリーの皆様のご協力により、日本に次世代の通信技術、最新の商材が集結する展示会が出来上がり、世界中から来場者が集まる国際商談展となります。
 この国際色が強まっていることも、「COMNEXT」の大きな特長と言えます。通信インフラのオープン化という国際的な潮流、そして海外企業による日本でのデータセンタ構築の増加などを見ても、日本企業の技術力、そして日本というマーケットへの注目度は高く、日本には国際的なビジネスや技術交流のハブとしての伸びしろが十二分に有ることが分かります。我々RX Japanは国際見本市の主催・企画・運営を担ってきたノウハウを駆使して、この流れを強力にサポートしていきます。

「COMNEXT」アドバイザリー・コミッティのメンバー。

――:今回から、アドバイザリー・コミッティとして業界のキーパーソンが複数ご参加されていますね。
土屋事務局長:
東京大学の森川教授をはじめ、NICT、日本の4大通信キャリア、国内外の有力な通信機器メーカー、電線メーカーの第一線でご活躍されている方々にご参加いただいています。5G、6Gという世界的な大きな市場の流れがある中、日本でもMWC(Mobile World Congress)のような情報発信が必要ということで、ご協力いただきました。このアドバイザリーの皆様は本展を「日本の技術に限らず通信技術のイノベーションが起こる契機にしたい、5G、6Gの普及促進を皆で一緒に進めていく場にしたい」とおっしゃっていました。
 こうしたご協力により、「COMNEXT」の基調講演では、NTTの代表取締役副社長 副社長執行役員である川添様による「IOWN1.0→2.0, その先へ」と、総務省の国際戦略局長である田原様による「Beyond 5G(6G)に向けた情報通信技術戦略の推進」という豪華な二本立てが実現しました。また、新たな試みとしてパネルディスカッションをご用意しており、「2030年15兆円へ!自動運転、IOWN、データセンタを支える次世代半導体と日本の復活の勝ち筋とは?」と題した特別講演を予定し、昨年の基調講演で登壇いただき好評を博したNTTのIOWN総合イノベーションセンタ センタ長である塚野様を含む5名の方にご参加いただきます。
 こうした基調・特別講演を軸に、次世代ネットワーク/6Gや、5G/IoTをテーマとした専門セミナーも複数設けています。また、「COMNEXT」になっても光通信技術(FOE) セミナーは従来通り設け、企画委員の皆様もメンバーの交代は有りながらも従来と同じ企業にご協力いただいています。光通信技術(FOE)の特別講演には、以前の企画委員だったNICTの主席研究員である萩本様(当時、NTTエレクトロニクス 社長)にもご登壇いただきます。

――:最後に、来場者へのメッセージをお願いします。
土屋事務局長:
今回は出展社数に加え、企画展示エリア「NEXT STAGE」の新設もあり、会場の規模としては前回の1.4倍となります。また、海外からの出展社・来場者も増加します。そうした中で、展示会場を効率よくご活用いただけるよう、Webによる事前のアポイントシステムをご用意しております。
 以前から本展で取り入れているこのシステムは、出展社の会社情報や製品情報などが表示されており、会期中に訪問するブースの目星をつけて事前にアポイントを取っておくことができます。会期前に自社の課題を出展社に伝えることもできるので、会期当日は出展社が課題を解決する提案を用意した状態で話ができます。このシステムをご利用いただいた方々からは、「自社の課題解決に適した専門的な技術者に対応してもらえた」「課題解決が見えただけでなく、交渉の担当者まで同席していたので一気に話が進んだ」と、ご好評いただいています。
 また、公式Webでの出展製品の検索機能も、カテゴリーを細分化したことで使いやすいとご評価いただいています。ただ、実際の会場では想定以上に見るべき製品・ソリューションと出会えるかと思います。ですので、アポイントシステムを事前にご利用いただきながら、三日間という限られた会期を余裕を持って回っていただくことで、本展を皆様のビジネスに最大限にご活用いただければと思います。

前回の会場風景。

特集目次

・「COMNEXT」開催直前 主催者インタビュー
「通信・放送Week」から新生した国際商談展「COMNEXT」が6月に開催。
次世代通信技術&ソリューション展として、光通信、6G、ローカル5G、エッジAI、映像伝送などを網羅

光通信技術セミナー企画委員インタビュー

佐藤 良明氏【NTTエレクトロニクス】
FOE-S
2023年 日本国際賞 受賞記念講演

谷口 和彦氏【富士通オプティカルコンポーネンツ】
FOE-1
データセンターのスケーリングおよび機械学習ネットワークにおける光技術の進化と役割

黒部 立郎氏【古河電気工業】
FOE-2
光トランシーバ最新技術動向

岡安 雅信氏【華為技術日本】
FOE-03
高密度光インターコネクトのトレンドおよび主要技術

森 浩氏【アンリツ】
FOE-6
光ファイバが拓くインフラセンシングの未来

土井 健嗣氏【日本電気】
FOE-9
クラウド データセンターおよびAIクラスター向けの次世代光トランシーバー

和田 悟氏【フジクラ】
FOE-10
シリコンフォトニクス用光コネクタの最新技術動向

以下、後日更新
※各委員より、セミナーの魅力を紹介。

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