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ケーブル技術ショー2017Preview~今後のトラフィック増加に備えるCATV伝送インフラ~

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 CATVの最先端技術やソリューションが集う「ケーブル技術ショー2017」が7月20日~21日に東京国際フォーラムで開催される。展示会の開催テーマは「進化するケーブル技術の新たな挑戦」。本特集ではここで展示される伝送インフラを事前取材し、Previewとして纏めた。

 ここ数年はCATV 事業者が10GPONシステムを導入する事例が増えている。これは現行のサービスとして10Gを提供するということではなく、将来への備えとしてセンター側に10G機器を導入している段階であり、競合事業者が10Gサービスを開始した場合や、映像サービスの需要増加・高精細化によるにトラフィック急増が起きた場合にも迅速な対応ができる体制を整えている。現行のサービスとしては2.5GbpsPONを使ったものが注目されており、競合事業者のサービスよりも高速ということで加入者世帯数を伸ばすことに成功している。「スマートフォンやタブレットで視聴していた映像サービスを家庭の大型テレビで視聴したくなる」というニーズもあるので、伝送路の広帯域化はスマホによるテレビ離れを引き戻す要素としても期待されている。

 そうした流れの中、「2.5Gbps10Gbpsと段階的に投資をするか、10Gbpsもしくは2.5Gbpsのみに投資を絞るか」といった悩みや、10年スパンで使うインフラということで信頼性の面から「大手通信事業者はどのメーカーのOLTを評価しているのか」を気にするCATV事業者も増えている。今回はその参考になる情報として、2.5Gbps 10GbpsPONシステムで実績を伸ばすSIerや、日本の放送・通信市場の双方で評価の高いOLTを提供しているFTTHベンダから話を聞いた。

 また、この1年でWDM伝送機器、10G光メディアコンバータ、高速なRF測定器、光化を始めるにあたり重要な施工ノウハウの注目も高まっているので、そうした出展品も併せて取材をした。

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