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つくばフォーラム2018Preview【原田産業】

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●現場のニーズを反映したメタルケーブル障害位置測定器や小型OTDR、LANケーブルテスタ

 EXFO製の光測定器(小型100Gフィールドテスタ、OTDR、端面検査器)やメタルケーブル障害位置測定器、Softing社製LANケーブルテスタ等を展示する。

メタルケーブル障害位置測定器に新機能を追加

「MAX-610」

 EXFO社の「MAX-610」は、メタルケーブル障害位置測定器 「FTB-610」の後継機種。小型のハンドヘルドタイプなので、バケット車の上でも作業がしやすい。防滴機能も追加されている。古いケーブルで良線が無い状況でも絶縁不良障害位置測定が可能なK-Test機能が標準装備されている。この一年で測定現場のニーズを反映した新機能が追加されており、原田産業は「芯線径の違う芯線が接続されている回線を測定する際に入力するケーブル区間数が20ヶ所まで増えたので、現場での作業効率が更に向上した。また、事前に測定項目を登録しておくことにより、これらを任意の順番で自動的に測定するオートテスト機能も追加された」と話している。

小型OTDR「MAX-700」シリーズ

 「MAX-715B」(EXFO社)は、FTTH回線の故障診断測定を簡単に実施できる製品。パルス幅を自動で変えながら測定し、その測定結果をOTDRが自動で集計してアイコン表示するiOLM機能が備わっているので、スプリッタのあるFTTH回線での故障診断を簡略化できる。また、コネクタ接続点も確実に検知できるので、局内での接続点が多いファイバ測定にも最適だ。筐体はタブレット型のデザインで、屋外での使用を想定した頑強な7インチのタッチスクリーンが備わっている。12時間のバッテリ駆動。レンタル業者でも扱いを始めている。
 また、「MAX-700」シリーズではMM用のOTDRも紹介される。

iOLM機能による故障点のアイコン表示

小型軽量な新型100Gフィールドテスタ

 10Mから100Gまで対応するモジュール「FTB-890」(EXFO社)は、小型軽量なフィールドテスタ「FTB-1v2」プラットフォーム用の製品。SONET/SDH、OTN、イーサネット、Fibre Channel、CPRI 等のマルチサービスに対応している。光トランシーバはCFP4、QSFP+、QSFP28もサポートしている。

多様化したネットワークアプリケーションにも対応するLANケーブルテスタ

「ワイヤーエキスパートWX-4500」

 Softing社のLANケーブルテスタ「ワイヤーエキスパートWX-4500」は、LANケーブルの認証試験を現場で簡単に行える、タッチパネル式のLANケーブルテスタ。リモート側にも液晶画面が備わっており、場所の離れた作業者同士で情報を共有できる。
 テストアダプタを替えるだけでメタル、光の両方に1台で対応できる。12心MPOの測定ができるピン(オス型)付きテストアダプタにより、一方を光源、もう一方をパワーメータとして使い、12心の結線状況やロス状況を見ることもできる。試験時間は5秒と短い。クロスケーブルにも対応できる。
 原田産業は「LED照明、アクセスポイントや監視カメラなどのネットワークに用いられる、片端がRJ45プラグ、もう片端がRJ45ジャックという配線を試験するMPTL試験規格にも新たに対応したので、近年の多様化したネットワークアプリケーションの測定にもご利用いただける」と話す。

MPOの端面検査時間を短縮

 MPO端面検査ツール「FIP-435B」(EXFO社)は、12心・24心MPOの端面を3分割してキャプチャする方式となっており、トリガーを2回引くだけで全体を検査できる。原田産業は「MPOの端面を検査する需要は日本でも増えており、その時間を短縮できるツールとしてご注目いただいている」と話す。

特集目次

小林所長インタビュー
つくばフォーラム2018の概要
展示会場の見どころ

出展社ピックアップ
アンリツ
NEC
NTTアドバンステクノロジ
FXC
協和エクシオ
住友電気工業
日本コムシス
原田産業
丸文
横河計測