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通信・放送Week2020出展製品紹介【原田産業】

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5G向けにPTPグランドマスタークロック、Sub6・ミリ波対応エリアスキャナ、光MUX/DEMUXフィルタを提案

 原田産業は、産業資材を中心とする総合商社。情報通信業界では、海外の優良な光・LAN・メタル測定器を中心に豊富な納入実績がある。
 ブースでは5Gに向けた提案として、PTPグランドマスタークロック、電波エリアスキャナ、光MUX/DEMUXフィルタ等を展示。

時刻精度15nsのグランドマスタークロック

 Trimble社は高性能なGNSSチップ、アンテナソリューションをラインナップしており、グローバル市場でGPSテクノロジを牽引してきた企業の1つだ。同社は海外メーカーながら日本の規格にも対応した製品をリリースしており、日本のユーザからも注目を集めている。今回は、モバイルネットワークで重要なPTP(Precision Time Protocol)のグランドマスタークロック「GM 200」が展示される。
 「GM 200」は、19インチラックのハーフサイズという小型、かつ時刻精度15nsという高精度を実現している。各種PTPプロファイル(G.8265.1, G.8275.1, G.8275.2, 802.1AS TSN Profile,Telecom-2008 Profile, Enterprise Profile, Power Profile, Broadcast Profile SMPTE) への対応や、マルチコンステレーション (GPS/GLONASS/Beidou/Galileo/QZSS)により、様々な用途で利用できる。入力はGNSS、1588-PTP、SyncE。出力は1588-PTP、NTP、SyncE、1PPS、10MHz。
 原田産業は「5Gで低遅延の世界では、時刻同期は必須アイテムと考えられ、Trimble社の製品は、高精度、小型、安価、広い動作環境(-45~85℃)と他社を圧倒している」と説明している。

今後5Gが進むと、ネットワーク構成上、アンテナ側にマスタークロックが数多く必要となる為、小型で安価な「GM 200」は最適な製品と言える。

Sub6とミリ波対応の電波エリアスキャナ

 VIAVI社の「セルアドバイザ5G」はローカル5Gに最適な電波エリアスキャナ。Sub6GHzとミリ波(24~40GHz)に対応した製品で、エリアスキャナとリアルタイムスペクトラムアナライザ(波形解析)を1台で実施できる。屋内・屋外測定時のマップ・図面を画面上に表示(外部PC不要)。最大400MHzキャリアのスキャン・解析が可能だ。5GNR(3GPP仕様)準拠。

「セルアドバイザ5G」。

5Gフロントホールに役立つ光MUX/DEMUXフィルタ

 Eastphotonics社の光MUX/DEMUXフィルタが、O-RAN/C-RAN用途で提案される。5Gの基地局数が増えることにより、1本の光ファイバで信号を多重させる需要が生まれており、同社は海外の5Gネットワークでも実績を増やしているという。
 長期間の運用を想定して設計されたパッシブデバイスであり、FTTHから5Gネットワークまで対応できる。トータルリンクロスが最小限に設計されている点や、様々なチャネル数、波長帯でのカスタマイズが可能といった特徴がある。

省スペース設計の光MUX/DEMUXフィルタ。原田産業は「屋外用ボックス、収容シェルフを合わせたご提案も可能だ」としている。

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以下、後日更新
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