つくばフォーラム2025Preview【エクシオグループ】
期間限定無料公開 有料旧型の穴掘り建柱車に取り付けられる許容範囲判定システムはじめ、現場で役立つ提案品
エクシオグループでは、旧式穴掘り建柱車の作業範囲を可視化する装置の提案ほか、VE提案採用品および現在提案中の現場で役立つ提案品14点を今回紹介する。
旧型の穴掘り建柱車に取り付けられる許容範囲判定システムの開発
昨今、穴掘り建柱車での荷の吊り上げ(下げ)作業時に、許容範囲越えが原因の車両転倒事故が連続している。新型車両には許容範囲を越えると作業できなくなる制御機能が搭載されているが、施工現場で多く稼働している旧型車両にはその機能が無く、許容範囲の把握が困難だった。本システムは、許容範囲を越えると警告灯で危険を知らせ、事故を未然に防ぐことが可能だ。
装置はブーム長計測センサ・角度センサ・警告灯の3つで構成され、いずれの装置も雨天での利用が可能(防雨・防塵仕様)だ。
1.ブーム長計測センサ:一度設置すれば取り外し不要。専用工具なしで作業員自身が設置可能(約20分)
2.角度センサ:マグネットで設置、取り外しも簡単
3.警告灯:コードレスの為、作業員から見やすい位置に配置でき、更にはブームの長さや角度に応じて色が変わるため視覚的に警告することが可能
作業開始前にスマホ端末から電柱種別やアウトリガ張出幅を選択する事で、センサの設定と許容範囲の表示がされるので、作業員は許容範囲内の車両設置ができる。
エクシオグループは「開発に協力いただいた作業員からは『これまで経験に基づいた操作となっていたが、許容範囲が可視化できるので、より注意深く作業できるようになった』とのお声を頂いている」と話す。
特許取得(特許第7618087号)、現在NTTへVE提案中だという。実用版は本年8月提供予定。

穴掘り建柱車で許容範囲判定システムを利用した作業例。
特集目次
■NTT AS研 海老根所長インタビュー
・運用を抜本的にスマート化する技術/新ビジネス領域を開拓する技術
■出展社Preview(50音順)
・NEC
・エクシオグループ
・横河計測