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「Nokia Connected Future 2022」Review【25G PONによる5G収容の効率化】

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 ノキアは、対称型25G PONソリューションを初めて市場に投入した企業。25G PONは同社の既存のプラットフォームでも利用でき、2.5Gや10Gと混在したマルチPON運用が可能なので、既設ネットワークを徐々に入れ替えていくようなフレキシビリティも注目されている。光ファイバの容量を拡大し、新しいビジネスチャンスに対応できることから、海外ではマルチPON運用を視野に導入するキャリアが増えている状況だ。

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 そうした中、今回紹介されたのが、25G PONによる5Gアンテナの収容というアプローチだ。5Gの需要が高いエリアで、光ファイバのアクセスネットワークを使用してすべてのスモールセルを接続し、トラフィックをオフロードすることができるという。担当者は「PONであればスター型にアンテナを収容できるので、効率が良い。ONU側の製品化が来年の予定なので、これから提案していく」と話す。

左:25G対応ミニOLT「Lightspan DF-16」。
右:マルチ PONをサポートした分散展開モジュラーアクセスノード「Lightspan MF-2」。

 「Lightspan DF-16」は、GPON、XGS-PONおよび25G PONをサポートできるマルチ PON OLT。小型、低消費電力を実現しており、ストリートキャビネットやベースステーションなどの分散型環境に簡単にイントールできる。Nokia Quillionチップセットによる低遅延も実現しており、エンタープライズ市場、5Gトランスポート、エッジクラウド コンピューティング スペースなどでも活用できる。
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 「Lightspan MF-2」はSDAN(Software-Defined Access Networks)スライシングをサポートしており、5Gトランスポート用に専用のネットワークスライスを作成できる。こちらもNokia Quillionチップセットを採用している。

目次

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機能追加の柔軟性や低消費電力を追求した800Gモジュール対応ルータ

・25G PONによる5G収容の効率化

Network as Codeによる、5Gアセットの新たな収益

以下、後日更新

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