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KDPOF が初の25 Gbps車載グレード光ネットワークをデモンストレーション

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 KDPOF は1月13日(マドリッド)、世界初となる25Gbps車載グレード光伝送システムのデモンストレーションを、2月12、13日にミュンヘンで開催されるAutomotive Ethernet Congress(車載イーサネット会議)で披露すると発表した。そして2月13日14時30分に行われるプレゼンテーション「光マルチギガビット イーサネット – 間もなく標準化および実装」で、KDPOF CEO および共同創立者のCarlos Pardo(カルロス・パルド)氏が、車載マルチギガビットの新基準のプロセスを、詳しく紹介する予定であり、IEEE の標準である既存の10GBASE-SRを強化し、10Gbpsの光ファイバによる通信チャンネルを確立するという。同氏は「電気自動車、自動運転、V2Xインターコネクションのような技術の躍進により、車載アプリケーション、使用、安全要件に対応するため、ネットワーク速度は急激に上昇している」としており、「その結果、車載ネットワークは1Gbpsからマルチギガビットのスピードに対応する必要がある」とコメントを出している。

IEEE 802.3 車載光マルチギガビット スタンダード

 KDPOFを含む、主要自動車・部品メーカー15社で構成されるワーキンググループにより、IEEE802.3の認可を得て、車載マルチギガビットの標準化が、自動車業界の強い後押しでスタートした。Pardo氏を筆頭とするワーキンググループは昨年夏に活動を開始。プロトタイプ第一弾は、2021年に完成させることを目指しているという。グループでは、自動車業界のために速度2.5 Gbpsから25 Gbps、或いは50 GbpsのIEEEイーサネット標準の製品を評価する。

 車載通信にマルチギガ速度を使用するようなアプリケーションで、光ソリューションを使用する主なメリットは、ガルバニック絶縁固有の電磁適合性(EMC)、軽量、低コストだ。欧州やアメリカの様々な自動車メーカーが光ネットワーク技術の包括的な機能およびメリットを採り入れている。使用実例としては、テレマティック制御モジュールの相互接続や、自動運転構成の安全冗長技術、先進運転支援システム(ADAS)センサ等が挙げられる。

 オプトエレクトロニック、コネクタ、ワイヤハーネスの世界トップベンダ各社は既に新たな動きへ対応可能な状態にあり、供給網の発達した市場に、物理層(PHY)、光ファイバトランシーバ(FOT)、ファイバ、コネクタ、光源等、車載用マルチギガ速度に必要な新たなコンポーネントを供給している。これらの技術は、将来的に50 Gbps或いは100 Gbpsの様なより高いデータ転送率を実現するためにも展開可能となっている。KDPOFは「新基準の色々な分野で最適に組み合わせることで、全部品(CMOS IC、VCSEL、PD、フェルール、スリーブ、ケーブル、インライン接続技術、オプティックス、レンズ等)の多様性とコストの適切なバランスを実現し、低コスト、高信頼性でより高度化したソリューションを自動車産業市場に提供することができるようになる」としている。

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