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「通信・放送Week 2021」出展製品Preview【横河計測】

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波長分解能5pmの分散分光方式OSA

 今年8月に発売された光スペクトラムアナライザ(OSA)「AQ6380」は、1200nmから1650nmにおいて高い波長分解能と広いダイナミックレンジで測定する研究、開発者向けの製品。分散分光方式OSAで業界初(※1)の波長分解能5pmを実現した、ベンチトップ型となっている。※1)2021年8月現在、横河計測調べ
 同社は「高波長分解能かつ高ダイナミックレンジでの測定と高速測定の両立に驚く声を頂いている」と話している。
 主な機能は次の通り。

多様なアプリケーションに対応:幅広い波長範囲をカバー、かつ、レーザ光から広帯域光までの測定にも応用できる分散分光方式により、レーザ光、広帯域光源、光受動部品など、多様なアプリケーションに使用される光部品や装置の測定に利用可能。

業界最高の高い波長分解能と波長確度:現行製品「AQ6370D」と比較して測定分解能は4倍高い5pm、波長確度は2倍の±5pmを実現。また、自動自己波長校正機能により、高い波長確度を維持。従来は難しかった10GHz変調半導体レーザの発光スペクトルも鮮明に観測できる。

高いノイズ抑圧比:入力光に起因するノイズを抑圧する性能に優れ、ノイズ抑圧比は80dBを実現。レーザのサイドモード測定などレベル差のある光スペクトルを高速かつ高ダイナミックレンジで測定する。これも分散分光方式OSAで業界最高性能だ(※1)。

高速測定:連続波の光測定に特化した新しい感度モード「RAPID」を搭載し、代表的な測定条件下において、現行製品「AQ6370D」の最大20倍のスピードで光スペクトルを測定。

操作性の向上:マルチタッチ対応の大型パネルにより、タブレット操作のような感覚で、測定条件の変更、測定や解析の実行、光スペクトルビューの変更などが可能。また、測定条件設定から解析結果出力までの一連の操作をナビゲートする測定対象固有のテストアプリも提供。ユーザは設定を意識することなく使用できる。

ガスパージ機構:分光器内の空気に含まれる微量な水蒸気を除去して特定の波長の光の吸収を抑制することで、本来の光スペクトルを測定可能。

外部共振器レーザの測定例。残留する縦モードなど近接する信号を明確に分離して正確に測定している。

OTDR波形エミュレーションソフトウェア

 エミュレーションソフトウェア「AQ7933」は、同社OTDRで測定した波形をPC上で操作できる。ユーザの好みに合わせてレイアウトが変更できる直観的なインターフェースや、PCの大画面との接続により、波形解析およびレポート編集から出力までを簡単に効率よく実施できる。
 最大1000波形の同時読込が可能で、3ステップで工事報告書を作成。最大20波形同時表示も可能だ。従来ソフトウェアには無かったOTDRリモートコントローラなどのアプリケーションを統合し、現場の技術者の波形確認業務をサポートする。
 主な機能は次の通り。
・MPZファイル(多心ファイバ測定機能)やSMPファイル(スマートマッパ機能)を直接読み込み
・1波形から1ページ8波形までレポートレイアウトの変更自由
・双方向解析も簡単設定で自動計算
・ファイル転送アプリケーション、多心ファイバプロジェクトエディタを内包

 同社は「オフィスに戻った際に工事データをレポート化したい作業者様、現場で行われた作業を確認したい工事管理担当者様へPRしている。どんな工事分野の方にもご活用頂ける商品であるため、通信事業者様、全国系・地場系・電力系通信建設業者様、CATV工事会社様、電線メーカー様など、ご採用頂いているお客様の分野は多岐に渡る。本商品は弊社Webサイトにてダウンロードができ、60日間の無料トライアル期間があるので(※2)、そのような入手のし易さ、試しやすさから、様々な方にご活用頂けている」と話している。
※2)トライアル期間が過ぎても一部の機能はそのまま使い続けることが可能

特集目次

「通信・放送Week 2021」開催直前 主催者インタビュー

光通信技術展 セミナー企画委員インタビュー

「通信・放送Week 2021」出展製品Preview

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以下、後日更新