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通信・放送Week2017 出展製品Preview【NTTアドバンステクノロジ】

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幅広い顧客ニーズに対応する各種製造・保全ソリューション

 NTTアドバンステクノロジは、光通信のフィールド向け機器・部品のみならず素材、測定器、製造工程の冶具に至るまで、非常に広範囲の製品を扱っている。今年の同社ブースでは、その幅広い製品ラインナップを改めて顧客目線で提案していく。新製品の「クリーナ一体型スコープ」の他、「光接続保全ソリューション」「光ファイバ敷設ソリューション」「MPOコネクタ製造ソリューション」「ファイバアレイ製造ソリューション」等が主要テーマとなるので、多くの来場者の期待に添うことが可能だろう。

クリーナ一体型スコープ発売開始

 前回参考出展されていた「クリーナ一体型スコープ」が満を持してリリースされる。同製品は、端面確認と清掃を一度に行うことが可能なため、従来のように端面確認と清掃の度にコネクタの観察機装着を繰り返す必要が無い。作業効率向上はもちろん、W260×H37×D44のハンディサイズなので操作性も高い。担当者は「会場でのデモンストレーションを通じて使い勝手の良さを体感して頂きたい」と語る。

現場向けの光敷設&接続保全ソリューション

 「光接続保全ソリューション」セグメントでは、光コネクタ接続現場での作業者を対象とした一連の製品が展示される。現場でメジャーな光コネクタ用クリーナ「NEOCLEANシリーズ」、ハンディ光コネクタ研磨機「POP-311」、そしてViavi Solutionsの光コネクタ用端面検査装置等が並ぶ予定だ。また、同社には現場で固着した汚れや焼付けを除去する再研磨専用の手動研磨ツールも揃えている。興味のある方は、同社ブースで聞いてみるのも良いだろう。
 「光ファイバ敷設ソリューション」では、新規敷設の光ファイバ・コネクタ現場作業者向けのツールを紹介する。可視光源やファイバニッパ、スライドカッタ等の接続ツールから、光クロージャの内部に用いる結露防止シート「G-ブレス」等も展示予定。

注目度高いMPOコネクタ製造ソリューション

 「MPOコネクタ製造ソリューション」では、同社の注力製品が一堂に会する。MPOコネクタに特化した仕上げ研磨フィルム「ADS-MPO」は従来の研磨工程で問題となっていたMMFのコアディップの解消を実現したことで、国内外でも評価は高い。また、同社の培った砥粒精製技術は反射減衰量が50dB以下という画期的数字を示しており、多心MMファイバでも単心コネクタ並みの低反射を可能にする。さらに、MPOコネクタを最大22本一括で研磨可能な研磨機「ATP3000」と関連研磨治具、SUMIXのMPO用三次元形状測定機「SMX/MAXシリーズ」をラインナップ。さらに、MPOコネクタを最大72心まで一括で端面状態を自動判定できるDimension社の「Smartcheck」も展示予定。
 最近、国内市場で盛り上がりを見せているファイバアレイについては、「ファイバアレイ組立&研磨ソリューション」にて紹介する。研磨機「ATP-3000」の他には様々な研磨冶具やファイバアレイ用の接着剤及びPLCの見本、さらには組み立てたファイバアレイの研磨面を観察するDimension社の「FA-1」等を展示予定。
 同社は、国内外のアセンブリメーカーに冶具や接着剤を供給するだけでなく、多様な顧客ニーズに合わせた特注のファイバアレイの組立・研磨・検査まで請け負うことが可能だ。

 その他、AR/MRに活用が期待される「ナノインプリントソリューション」と光デバイス用の偏波制御部品も紹介する。同社ではカスタマイズに応じて、ナノインプリント実現のためのモールドとホログラム作製用の高透明度かつ高屈折率の樹脂まで製造することが出来る。会場では3Dホログラムの見本も実際に展示予定だ。
波長板や接着剤に関しては従前より同社で取り扱っており、今回の展示では光モジュールの超小型化・超薄型化・任意形状作成等の各種オーダーに対応できる素材及びカスタム波長板を紹介する。

目次

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