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通信・放送Week2017 出展製品Preview【ネオトロン】

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売り先の広がっている光ファイバロータリジョイントや、光端面検査装置、結晶材料を展示

 ネオトロンは光製品、光学結晶に精通した専門商社。今回は光ファイバロータリジョイントやTHzディテクタ、光端面検査装置、パワーメーター・光源、結晶材料が紹介される。

光ファイバロータリジョイント

 ネオトロンは、光ファイバロータリジョイントの老舗であるPRINCETEL社の製品を日本で提案している。PRINCETEL社は映像伝送、医療機器、ロボット、自動車、レーダー等で実績を伸ばしており、アメリカではNASAや軍関係でも実績が有る信頼性の高い製品を開発している。アメリカ企業を対象とした成長率トップ100に入ったこともある企業だ。
 市場で特に注目されているのは多チャンネルのモデルで、その特性の良さはユーザから高い評価を得ている。ネオトロンは「日本でも180°回転の暗視カメラによるハイビジョン映像の伝送や、医療分野でのOCT(Optical Coherence Tomography)での採用があり、年々売上が伸びている。最近は特に多チャンネルのモデルが伸びており、今後もセンサや気象用レーダ、ヘリコプターの光配線など様々な特注に対応しながら利用シーンを広げていく。また、モバイルキャリアからもお話しを頂いている。こうした需要増加の背景には映像の光伝送がある」と説明している。技術的には60chまで可能で、需要としては10chが多いという。
 RINCETEL社は同製品と組み合わせて使う電力線のスリップリングも自社開発しており、信頼性の向上やコスト低減を実現している。「光ファイバロータリジョイントはアメリカで非常に売れている製品だ。日本でも市場が広がると期待している」(ネオトロン)。

光ファイバロータリジョイント

THz ディテクタ/ パイロエレクトリックディテクタ

 新製品のTHz領域ディテクタは小型、大きな有効径(受光径の10~30mmを持ち、高速の応答時間特性を有している。ディテクタは広帯域金属吸収が用いられている。THzディテクタシステムはディテクタとプリアンプから構成されている。
 ネオトロンは「ドイツの国立研究所との協力で開発された製品だ。日本でも複数の研究機関でご採用いただいており、応答速度が速く、かつ正確な値が出るということで高いご評価を頂いている」と話す。

オートセンタリングでコネクタ端面を簡単に検査

 AFL コミュニケーションズ社の端面観察器「FOCIS Flex」はオートフォーカスによるオートセンタリングでコネクタ端面を簡単に検査することができる。手のひらサイズの本体に、モニタとプローブが一体化した扱い易い製品だ。ネオトロンは「Bluetoothで同社の機器に画像を転送でき、今後はWi-Fiでスマートフォンに転送する機能も予定している。売れ筋の製品なので、会場でデモ機を試して頂きたい」と話す。

FOCIS Flex(右)

映像関係でも実績を伸ばす光パワーメーター

 AFL コミュニケーションズ社の「CSM」シリーズは低価格な携帯用光パワーメーター。総重量はわずか200gで、電池持続時間は300時間以上。光ポートは脱着式で、現場のコネクタに合わせて取り替えることができる。ネオトロンは「長年売れている製品で、最近では映像伝送向けのモデルが売れている。これと合わせて光源もある」と話している。

幅広いラインナップを誇る結晶材料

 ネオトロンはレーザ結晶や非線形結晶をはじめ、放射線測定器用のシンチレーション結晶や、太陽電池で使われている半導体結晶など、各種結晶を20年以上扱っており、ユーザから高い信頼を得ている。特に毒物劇物の販売許可証を取得している点が高く評価されており、GaSb、CdTe、BaTiO3といった、他社ではあまり見ない結晶材料も提供し、業界に貢献している。
 提携メーカーは50社以上で、光学分野、放射線測定用、LED用などあらゆる分野を網羅しており、実験用の少量供給からOEMによる大量供給まで対応している。同社Webに記載されていない結晶材料も提供できる可能性があるという。

目次

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