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5G/ローカル5Gの低遅延検証用10G/100Gテスタや、FASコネクタの現場組み立て不良を確認可能なOTDR

 光ファイバ敷設・保守時に必要となるOTDRを始めとする光フィールド測定器、コア・メトロからアクセスネットワークの建設・開通・保守における現場作業の効率化を強力にサポートするトランスポートテスタを紹介する。

5G/ローカル5Gの低遅延や回線品質検証可能な100Gテスタ

 「MT1000A ネットワークマスタ プロ」は、Ethernet、OTN、OTDR、SONET/SDHの規格に対応し、PTP時刻同期評価、eCPRI/RoE/CPRI/OBSAIに対応したB5サイズのポータブルテスタ。試験の自動化も可能で、フィールドのネットワーク評価作業を効率化できる。
 ブースでは、5G/ローカル5Gの遅延時間測定、回線品質検証を中心に紹介される。5G/ローカル5Gでは大容量、低遅延がメリットとなっており、End to Endでのスループット性能、低遅延評価が重要な測定項目となっている。また、5GはTDD方式のため、基地局同士が正確に時間を管理する必要があり、GPSやPTPを用いた時刻同期が行われる。PTPは、ネットワークを経由した時刻同期手法であり、ネットワークを経由した際、どのくらい時間がずれるのか評価する必要がある。MT1000Aでは、PTP時刻同期評価にも対応し、5G/ローカル5Gでのネットワーク評価を強力にサポートする。

高分解能の遅延測定
 5G/ローカル5Gの低遅延特性を利用したアプリケーションでは、End to Endの遅延時間を~10ms程度で想定している。このようなmsオーダの遅延時間も正確に測定するためには、usオーダの測定精度が必要となる。「MT1000A」では、専用のGPSレシーバを使用し、2台対向で、UL(Up Link)、DL(Down Link)の方向ごとの遅延時間を正確に測定することができる。また、GPSを捕捉できない屋内においても、高精度ルビジウム基準クロックを内蔵した「MU100090B 高精度GNSS同期発振器」を実装することにより、ホールドオーバ状態で遅延時間を測定することが可能である。

PTPを使用した時刻同期測定
 5G/ローカル5Gでは、PTPを用いた時刻同期やSyncEを用いた周波数同期が行われる。時刻同期の場合、グランドマスタクロックを通して分配した時刻の誤差(Time Error)が許容範囲内に収まっているか否かを、ネットワーク全体として評価することが重要となる。
 「MT1000A」は、高精度ルビジウム基準クロックを内蔵した 「MU100090B」を装着することで、これを基準とした時刻同期精度評価(Time Errorの測定)ができる。例えば、基準の1pps信号に対して、測定対象1pps信号の位相誤差の測定や、GPS/GNSSからの基準時間を取得することで、IEEE1588v2パケット内のタイムスタンプに基づく片方向遅延を測定でき、ITU-T G.8273に規定されているTime Transfer Errorの測定をサポートする。

「MT1000A」

現場組立コネクタの隠れた不良をその場で確認可能なOTDR

 「MT9090Aネットワークマスタ」は、小型・軽量(800 g)、電池動作可能なポケットタイプテスタシリーズ。FTTH、PON、RRH、モバイルバックホールなど、通信サービスの様々な現場に対応したテスタモジュールが用意されており、OTDR、CWDMアナライザ、イーサネットテスタとして利用できる。同社は「今回、OTDR(ファイバメンテナンステスタモジュール)のFASコネクタ確認機能を中心にご紹介する」と話している。

「MT9090A」

つくばフォーラム2022開催記念

「NTT AS研 青柳所長インタビュー」

出展企業ピックアップ

アンリツ
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NEC
NTT-AT
住友電気工業
日本コムシス
原田産業
横河計測

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