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つくばフォーラム2017Preview【フジクラ】

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 細径、軽量且つ優れた施工性の光ファイバケーブル、小型軽量化と高品質接続を両立した融着接続機、スキルレスで清掃可能な光コネクタ用クリーナなどの新製品をはじめ、情報通信ネットワークのトータルソリューションを展示する。
 中でも注目は、融着接続機やファイバストリッパなどの工具に無線機能を追加した新製品や、同社が独自に行った各種コネクタ治具の統一化だ。

融着接続機やファイバストリッパの無線機能追加や、各種コネクタ治具の統一化

融着接続機に無線機能等を追加

 同社は2017年下期より、コア直視型単心光ファイバ融着接続機、および多心光ファイバ融着接続機に新機能を付加したモデルの販売を予定している。新機能の特長の一つがBluetooth Low Energyによる無線通信機能だ。多心光ファイバストリッパの新製品「RS03」など同社の周辺工具との通信が可能になり、現場における各種セッティングを機器間で共有できるので、作業の効率化に繋がる。さらに、操作性向上を目的として、風防カバー開閉ボタンの追加、熱収縮スリーブ加熱器の開閉速度短縮も実現している。

光ファイバテープ心線用被覆除去器の新製品

 今年5月に販売された多心光ファイバストリッパ「RS03」は、操作性を重視したデザインの採用と、被覆を除去する際に必要な力の低減により作業性が向上している。同社従来比6倍となる大容量バッテリにより、600回の被覆除去が可能だ。各種作業条件設定をより簡単に行うためのスマートフォンとのBluetooth接続など、様々な新機能を搭載している。
 また、複数の単心ファイバ(被覆径250umあるいは200um)を間欠的に接着した最新の光ファイバテープ心線であるSpider Web Ribbonの被覆除去にも対応している。

片手操作が可能な光コネクタ端面観察器にMPO測定機能を追加

 「FOCIS Flex2」は片手に収まる小型の光コネクタ端面観察器。オートフォーカス・オートセンタリング機能により、ボタンを押すだけで簡単にコネクタの汚れ、傷の検査ができる。検査の結果は、視認性の高いカラーモニタに、色別で結果が表示される。アダプタヘッド交換で各種コネクタに対応しており、装置側、ケーブル側コネクタの両方に対応できる。同社は「新たにMPOにも対応したことから製品名称をFOCIS Flex”2”とした」と話している。

最新のケーブルを各種展示

 既に2000心が仕様化されているWBZケーブルは、2017年下期から400心と1000心も仕様化される。同社は「今年はWBZケーブルの導入という具体的なお話も頂いている」と話している。

各種コネクタの治具を統一化

同社はFASコネクタ、FAコネクタなどの組立に必要な治具を統一化した。ファイバホルダ、挿入治具、ケーブルホルダ、ストリッパを統一化したことで、作業者は同じ治具、同じ作業感で施工が可能だ。0.5/0.25一括ストリッパの作業性について、作業者の意見を取り入れて改良したという。
 また、光コネクタの接続部分に使う整合材を固形にしたものをNTTアクセスサービスシステム研究所と開発しており、長期的な信頼性向上に役立つ製品として今年度から導入されるという。

統一化した治具の例

データセンタ内のネットワーク配線を高密度化

 データセンタ内のネットワークの構築に有用なソリューションとして、配線の高密度化に役立つターミネーションブロックを展示。独自のパッチマネージメント機構を採用している。全面コネクタは1列48心単位での引出機構を有しており、高密度かつ挿抜性も良い。ケーブルへの接続形態は、MPOコネクタ接続および融着接続に対応している。

特集目次

小林所長インタビュー
展示会概要
展示会場の見どころ
「テーパーダイア鉄蓋」を開発【NTT】

出展社ピックアップ

アンリツ
Viaviソリューションズ(旧JDSU)
NEC
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)
FXC
協和エクシオ
三和電気工業
住友電気工業
日本コムシス
原田産業
フジクラ
丸文
三喜
三菱電機
横河計測(旧社名:横河メータ&インスツルメンツ)