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つくばフォーラム2017Preview【丸文】

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 国内同期網やLTE/LTE-Aにおける高精度同期技術IEEE1588v2、Sync-E技術、400GEやモバイルフロント/バックホールのフィールド測定ソリューションを展示。また、車載計測ソリューションや、80kmまでナノ秒での時刻同期を実現する製品も紹介される。

時刻同期ソリューションや、光通信、車載計測ソリューション

RF測定ソリューション

 PCTEL社はRFスキャニングレシーバ市場で7割近いシェアを持つ。「SeeGull」シリーズは、新設基地局のエリアや既存基地局との干渉を確認するネットワークプランニングから、運用中のベンチマーク試験、トラブルシューティング、ネットワークの最適化まで幅広く対応する。高ダイナミックレンジかつ高速の試験で、低パワー信号の検知を含む実際の環境の状態を把握することができる。一回の測定で十分なサンプルを採ることで運用コストの低減に繋がる。丸文は「持ち運びができる小型の筐体で、10Mbps~6Gbpsまで対応している。LTEやWi-Fiなど複数の方式を一つの筐体で一度に測定できる。元々はキャリア様や基地局ベンダ様にお使い頂いていた製品だが、今では工事業者様が実際の通信品質をご確認するといったように、用途が広がっている」と説明している。

GPS/GNSSソリューション

 昨年から扱い始めたSpirent Communications社はGPS/GNSSシミュレータの老舗カンパニー。ハイエンドからローエンドのGPS/GNSSに関する様々な試験が可能なシミュレータを取り揃えている。また、干渉波や妨害波を検出し通知するInterference DetectorやGPS/GNSS信号を含むRF信号の記録/再生が可能なRF Record & Playback製品などもラインナップしている。丸文は「例えば、PCTEL社の製品と一緒にドライブテストをすることで、GPSの電波状況と無線品質を一気に取得することができる。こうした組み合わせの車載計測ソリューションを積極的にご提案している」と話す。

時刻同期ソリューションの拡充

 丸文は時刻同期ソリューションが充実した商社として業界で高い評価を得ている。特にマイクロセミ社のグランドマスター関連製品や、室内でGNSS信号を受信しながら時刻を同期できる製品、カルネックス・ソリューションズ社の各種解析装置は常に注目が集まっている。
 今年から新たに扱いを始めたのが、Seven Solutions社の高精度時刻同期システムだ。丸文は「ホワイトラビットという、世界でも2社しか採用していないテクノロジーを使っており、80kmまでナノ秒での時刻同期を実現している。また、ネットワークトラフィックの影響を受けることなく、ナノ秒での時刻同期が実現できるため、様々なネットワーク同期アプリケーションに適用可能となる」と話している。

端面検査をはじめ光測定器を各種展示

 EXFOの光測定器は、OTDRや10G・100GのBERT 、100G×4のラックマウントなど、幅広くラインナップしている。
 特に注目が高まっている製品は光端面検査器。光ファイバ・ネットワークにおける障害原因の大部分は端面汚れと言われており、事前の端面検査装置で障害を未然に防ぐことで効率化を図ることができる。丸文は「プローブを挿してボタンを押すだけで、焦点を合わせて試験を開始し、合否判定とレポート作成までを自動的に行う。この一連の流れが約10秒で済むので、使いやすいとご好評頂いている。また、Wi-Fiでタブレットと繋ぎ、片手で簡易検査することもできるので、高所作業でも両手を塞がずに安全に作業できる」と説明している。
 MPOの端面検査器も新たにリリースしており、12芯や24芯の端面画像を三分割してキャプチャする。操作はトリガを2回操作するだけで良いので、簡単かつ短時間で終わる。

WDM波長計

丸文が新たに扱いを始めたBristol社は、EXFOが買収したレーザ波長の測定器メーカーBurleigh社の元スタッフ達が立ち上げた米国の企業。Bristol社の技術のバックボーンはBurleigh社のマイケルソン干渉技術であり、優れた波長確度を引き継いだWDM光波長計として注目されている。

世界シェアトップの光トランシーバ

 丸文はFinisar社の光トランシーバを日本で販売している。さまざまな伝送レート、環境温度、距離、プラットフォームに応じた各種製品を提供できる。丸文は「世界シェアトップである同社の光トランシーバをご提供できる。基本的に単体でのご提案をしているが、伝送機器と組み合わせてのご提案もできる」と話している。

必要な機能を厳選し価格を抑えたトラフィックジェネレータ

 Xena Networks社のトラフィックジェネレータは、ハイエンド製品よりも低価格で使いやすく、ローエンド製品よりも機能を充実させることをコンセプトに差別化を図っている。また100Gインターフェースを備えるなど機能的な差異も打ち出している。

特集目次

小林所長インタビュー
展示会概要
展示会場の見どころ
「テーパーダイア鉄蓋」を開発【NTT】

出展社ピックアップ

アンリツ
Viaviソリューションズ(旧JDSU)
NEC
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)
FXC
協和エクシオ
三和電気工業
住友電気工業
日本コムシス
原田産業
フジクラ
丸文
三喜
三菱電機
横河計測(旧社名:横河メータ&インスツルメンツ)