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FOEセミナー企画委員インタビュー:柳 秀一氏【NTT アドバンステクノロジ】FOE-7

INTERVIEW 有料

(期間限定無料公開中)

■講演タイトル
【FOE-7】
IOWN におけるAll Photonics Network の最新研究開発動向

■コースリーダー
NTT アドバンステクノロジ
マテリアル&ナノテクノロジ・ビジネス本部
ビジネス企画部門
柳 秀一

■講演者
NTT
未来ねっと研究所フロンティアコミュニケーション研究部
部長・主席研究員
高杉 耕一

NTT アドバンステクノロジ
マテリアル&ナノテクノロジ・ビジネス本部
ビジネス企画部門
柳 秀一氏

 社会・産業のDXやAI活用の進展に伴い、柔軟かつ大容量・低遅延なネットワーク需要が高まっている。本講演では、IOWN構想に基づくオールフォトニクスネットワーク(APN)の最新の研究開発動向、特にアーキテクチャ、自動制御、伝送装置技術について解説される。
 コースリーダーを務める柳氏は「前回のAPNに関する講演が好評だったことから、今年もアップデートされた情報を含めご紹介する。APNというテーマは同じだがアプローチは少し変えており、例えばNTT未来ねっと研究所では、APNを活用しユーザ要求に応じてデータセンタ間を動的に接続するDCX(データセンタエクスチェンジ)の実現に向けた取り組みを進めているので、そうした最新動向にも触れる予定だ」と話している。
 
 登壇する高杉氏は、1997年NTTワイヤレスシステム研究所入社、以来、無線通信・光伝送・量子通信・ネットワーク技術の研究開発に従事している。現在、NTT未来ねっと研究所 フロンティアコミュニケーション研究部 部長 主席研究員、大阪大学情報科学研究科サイバーコミュニケーション講座招聘教授、日本ダンススポーツ連盟準強化選手。
 NTT未来ねっと研究所では、光通信・無線通信・音波通信、さらには水中・空中・宇宙空間までを通信媒体とする研究に取り組んでおり、極めて広範なフィールドの研究所と言える。
 柳氏は「高杉氏は、APN上に超広域分散配置されたアクセラレータ・メモリ等のコンピューティングリソースを、光学特性に基づいた伝送モードや光パスの最適設計・制御により動的に接続する技術にも取り組んでいらっしゃる。本講演では、こうした最新研究に基づいたネットワーク全体の方向性を示していただく。また、こうしたネットワークの方向性や将来像を理解することは、そこに接続されるデバイスの役割・使われ方をイメージする上でも重要なポイントになるので、本講演をご聴講いただくことで、デバイス設計・開発・選定の未来像を描く上でもお役立ていただけるだろう」と話している。

(OPTCOM編集部)

FOEセミナー企画委員インタビュー目次

■7月30日(水)の講演

【FOE-1】AIクラスター向け光インターコネクト:2025年、そしてその先へ
企画委員:小熊 健史氏【日本電気】

【FOE-2】空孔コアファイバ(Hollow-Core Fiber)の次世代光通信応用
企画委員:黒部 立郎氏【古河電気工業】

■7月31日(木)の講演

【FOE-3】先進アドバンスト・パッケージング、チップレット、フォトニクスおよび電気ダイの統合に関するケーススタディ
企画委員:才田 隆志氏【NTT】

【FOE-4】光電融合時代の光通信を支える超広帯域光増幅技術
企画委員:玉置 忍氏【住友電気工業】

【FOE-5】Space Compassが目指すマルチオービット構想と宇宙光通信技術の最新動向
企画委員:鈴木 巨生氏【三菱電機】

【FOE-6】224GbpsのSERDESとI/O、PAM4と448Gbpsへの道
企画委員:山中 正樹氏【キーサイト・テクノロジー】

【FOE-7】IOWN におけるAll Photonics Network の最新研究開発動向
企画委員:柳 秀一氏【NTT アドバンステクノロジ】

■8月1日(金)の講演

【FOE-8】AIデータセンタ構築に向けたLLM/GPUと光回線の最新技術動向
企画委員:和田 悟氏【フジクラ】

【FOE-9】異種材料集積技術の最新動向
企画委員:黒部 立郎氏【古河電気工業】

【FOE-10】AI時代を支える光トランシーバの最新動向
企画委員:布施 由起治氏【古河ファイテルオプティカルコンポーネンツ】

【FOE-11】既設通信光ファイバを用いた光ファイバセンシング基盤の実現に向けて
企画委員:森 浩氏【アンリツ】