データセンタ内のネットワークの高速化・高性能化や、光接続技術を一堂に展示

　データセンタ内配線技術を展示するほか、光コネクタやケーブルの最新製品、多心光ファイバストリッパ、OTDRの新製品が紹介される。
　世界トップシェアを誇る融着接続機については各用途の最新モデルを一堂に展示。異種、異径、PANDAファイバをはじめとする特殊ファイバ融着接続システムも見ることができる。
　他、現場組立コネクタや光コネクタクリーナ、インドア光ケーブル、偏波保持ファイバカプラ等、光製品が幅広く展示される。

　

データセンタ内のネットワークの高速化・高性能化

　

　データセンタ内のネットワークの構築に有用なソリューションを提案する。
　フジクラのMPOコネクタは世界でも最高水準の低損失を実現しており、これを使用したMPO光ケーブリングシステムは信頼性の高い高速リンクを構築するのに役立つ。同社は「MPO光ケーブリングシステムは市場に広まりつつある一方で、さらなる浸透のためには施工現場の方々に当社の配線方式を正しくご理解いただく必要が有ることから、ブースでは丁寧にご説明する。」と話している。
　また、データセンタ内では、高速化に伴う配線の多条化が進み、輻輳の改善が1つの課題となっていることから、同社は「高密度実装であり、かつ配線のマネージメントが容易な接続ソリューションをご提案する」と話している。

光ファイバテープ心線用被覆除去器の新製品

　今年5月の販売を予定している多心光ファイバストリッパの新製品「RS03」がデモ展示される。大容量バッテリによる600回の被覆除去や、各種作業条件設定をより簡単に行うためのスマートフォンとの無線通信など、様々な新機能を搭載している。同社は「被覆除去から接続まで、スピードを競っていただく体験コーナーを設置する。この新製品の扱い易さを実感して頂きたい」と話す。

ポケットサイズOTDRの新製品

新製品「FLEX SCAN」はポケットサイズのOTDR。小型の筐体にパワーメータや可視光源、心線対照光源を標準装備している。ダイナミックレンジは28～37dB。最上位機種には1310、1550、1650nmの3波長を搭載している。

多心光コネクタの各種新製品

　汚れに強く着脱の安定性にも優れている多心レンズコネクタが展示される。また同社が得意とする光電変換素子と光ファイバを接続するコネクタとして、VCSEL用の他、シリコンフォトニクス用も展示される。
　他、昨年展示していた “超高精細度テレビジョン信号スタジオ機器間インターフェース規格（ARIB STD-B58 1.0版）”準拠の多心光コネクタを基に、プラスチック化することで価格の低減を実現した「防水型光コネクタ」も新たにラインナップに加えた。同社は「軽量かつ耐環境性にも優れた製品だ。接続はバヨネット式で、簡単に取付けることができる。単心と多心をご用意した」と話す。

最新のケーブルを各種展示

　この一年で性能強化が図られたケーブルもあり、高強度・低摩擦局内ケーブルはケーブル構造により耐側圧特性が向上、AOCは細径のタイプを新たに提案している。
　ファイバを間欠的に接着したSpider Web Ribbon（SWR）を用いた光ファイバケーブルも展示される。

目次

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